ブックキュレーターhonto編集員
せめて小説ではスカッとしたい!窮地に屈しない主人公が登場する痛快小説
会社でも学校でも家庭でも、現実世界では自分が悪くなくても泣き寝入りするしかないことは日常茶飯事。だからこそ、物語の中で絶体絶命のピンチに立ち向かう主人公の姿に私たちは思わず手に汗握り、その逆転劇に快哉を叫ぶのです。ここでは、時代小説に古典的名作、SFやビジネス小説など、多様なジャンルのスカッとする小説を紹介します。
- 20
- お気に入り
- 12983
- 閲覧数
-
突然の父の死、それは陰謀だった・・・。主人公の小野寺一路は何の知識もなく「御供頭」、つまり参勤交代のすべてを采配する役目を申しつけられます。手元にあるのは先祖が記した古式参勤交代の資料のみ。参勤交代の失敗は大名の生死も左右し、敵は罠を仕掛けてくるが・・・。痛快な結末を楽しむことができる歴史小説です。
-
舞台は17世紀のフランス、ルイ13世の治世。田舎者のダルタニャンはふとしたことで近衛銃士の三傑「三銃士」と友情を結びます。親英派の王妃が邪魔な枢機卿が仕掛ける罠に、ダルタニャンと三銃士は王妃を救うことができるのか・・・。「ここはオレが食い止める、お前は先に行け!」パターンの元祖も登場する、笑いと友情の物語です。
-
無実の罪で陥れられた主人公エドモン・ダンテスが脱獄し、力を得て、モンテ・クリスト伯として敵に次々に復習していく物語です。抄訳版もおもしろいのですが、この完訳版は登場人物の心の機微が丁寧に描かれているのがポイント。次々に敵に復習しながらも「復讐は正義か?」という命題が読者に突きつけられ、物語に深みを与えています。
-
主人公のダンは親友と婚約者に裏切られ、人工冬眠装置に入れられて、30年後に目覚めたときにはすべてを失っていました。結末では愛猫ピートと真に自分を愛する恋人とのハッピーエンドになるのですが、それをダンはどうやって手に入れるのか・・・?不完全なタイムマシンに人生のやり直しを賭けて、すべてを取り戻す男の物語です。
-
主人公の半沢直樹は、東京中央銀行の融資課長。上司である支店長が5億もの無理な融資をした西大阪スチール社が倒産し、支店長はすべての責任を半沢に押しつけようと画策します。その支店長の卑劣なやり方に猛然と反撃する半沢、その不屈さには理由がありました・・・。上司の私利私欲によるパワハラを脱する姿が爽快な小説です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です