ブックキュレーターhonto書店員 高山瞳
読めば食べたくなる!「おいしい」小説&エッセイ
読み進めるうちに、思わずコレ、食べたいなー、と思ってしまう、美味しい小説&エッセイをご紹介。辛い時も、苦しい時も、美味しいご飯に救われること、ありませんか。誰かのために美味しい食事を作る、誰かを想って美味しいお菓子を買う、など、日常生活の中での「食べる」ことを想像しながら読んでみてください。
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世界ぐるっとひとり旅、ひとりメシ紀行
西川治(著)
「地図が、もっとも美しい絵画だ。」という冒頭の一文が目に入り迷わず購入。「ヨーロッパ・アフリカ」「アメリカ」「アジア」の3章に分かれ、各国の「食事」について、写真と共に紹介されています。ヨーロッパやアメリカの食は割と馴染みのあるものが多いですが、アジアでは、実に様々なモノが食べられていて好奇心がそそられます。
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彼女のこんだて帖
角田 光代(著)
15作の短編小説ですが、どれも「料理」にまつわる内容です。短い文章の中に込められる「食」へのエピソードがなぜか心に沁みます。「食べる」ことは毎日のことですからね。自分で作って食べる楽しみを知ったら、誰かに作りたくなる!?この小説に出てきた料理レシピが巻末に紹介されているので気になる料理は作れますよ。
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11ぴきのねことあほうどり
馬場 のぼる(著)
ロングセラー絵本「11ぴきのねこ」シリーズの中でも、食欲をかきたてられるのがこの作品。ねこたちは、コロッケ屋をはじめますが、売れ残ったコロッケを食べる毎日に飽きてしまい、「鳥の丸焼き」が食べたい、と想像を膨らませます。そこへ1羽の「あほうどり」がコロッケを分けて欲しいと訪ねてきますが、さあどうなることやら!?
ブックキュレーター
honto書店員 高山瞳大学卒業後、出版取次、オンライン書店バイヤーを経て、ハイブリッド書店サービス「honto」の電子書籍サイト編成を担当。物心つく前から泳ぎ始め、オリンピックを目指すほど水泳にのめり込んでいたが、高校時代に出会った先輩から薦められた村上龍の『69』を読んで読書に開眼。 大学時代は、国文学を学び江戸時代の文学、特に「黄表紙」という現代のコミックのような読み物や松尾芭蕉の『奥の細道』に感銘を受けた。はまるととことん極めたくなる性質で、物語の舞台や作者の生誕地、影響を受けた場所を訪ね、作者の気分に浸るという趣味を覚える。好きなジャンルは、小説、エッセイ、ノンフィクション、実用書。電車の移動中や旅先では電子書籍で、自宅では紙書籍でといったようにハイブリッドに、そして、同時に3冊~5冊の本を気分に合わせて読み変えるというパラレル・リーディングで読書を楽しむ。
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