ブックキュレーター主婦の友社 石井美奈子
「がん」の寛解をめざして日々どう生きるのかを知る5冊
現在では2人に1人が「がん」にかかると言われており、誰にとっても他人事ではない。「がん」については多くの本が出ているが、診断後に、それぞれの方がどう生きようとしたのかを知る4冊と、こんな先生に伴走してほしいという一冊を選んだ。
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がんは生活習慣病であり、自分が生きてきたことが招いた結果だと語る著者。自然食品の摂取など、それまでの不規則な生活を180度変え、節制につぐ節制で、通常は5年かかるという寛解期をわずか486日で迎えた日々の記録が描かれている。おさえた筆致ながら妻と息子への愛と生の渇望が行間から伝わってくる。
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米国の腫瘍専門家が、医者たちが無視してきた1,000件以上の進行がんの劇的寛解事例分析と100人以上のインタビューをまとめた400Pの秀作。医療費が高く、病院が近くにない米国のサプリ多用、スピリチュアルな解決法など、日本人にはなじみにくい部分もあるが、多くの人にがんと立ち向かうヒントになると思う。
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うどんすきで有名な大阪「美々卯」のご主人が、がんの治療について疑問を持ち、女将である奥様がマクロビオティックの食事で腫瘍を消したという実体験に基づく体験とレシピ集。この本のいいところは具体的なレシピです。ご主人はいまや100キロマラソンにも挑戦するということで驚異的な回復を遂げている。
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「キレイに治す乳がん」宣言!
山崎 多賀子(著)
抗がん剤の影響の一つが毛髪や眉毛などが抜けること。美容ジャーナリストの山崎多賀子さんはご自身の乳がんの経験もふまえて、眉メイクやアイラン、健康的に見せるためのベースメイクなどをプロセスつきで解説。美容がよりよく生きることを支えてくれることを教えてくれる本。2016年5月に「あさイチ」でも紹介。
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著者の長尾和宏さんは尼崎で開業していて、近藤誠さんの「がんは切るな」という説に異を唱えている立場。「がん」の診断を受け、治療を進め、寛解をめざしながらも、ご本人も家族も疲れきった時に、あたたかく受け止めてくれるような内容。文字も大きくて読みやすく、患者なら誰でも抱く質問に先生が丁寧に答えている。
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ブックキュレーター
主婦の友社 石井美奈子主婦の友社(http://www.shufunotomo.co.jp/)で編集の仕事をしています。根っからの本好き、そして、本屋さんが好きで、この業界に飛び込みました。好きな旅・食についてや、女性の視点での健康や老後について本を広く紹介していきます。
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