ブックキュレーター本が好き!編集部 和氣正幸
人工知能、ロボット・・・未来について思いを馳せる本
CMで有名なWatsonやiPhoneのsiri、将棋の電王戦で使用されたPonanzaなど近頃、人工知能が一躍脚光を浴びるようになってきた。でも、「そもそも人工知能って何?」「怖い」といったことを思う方も多いのではないだろうか。そこで、人工知能を優しく解説した本から小説の中での人工知能について紹介したいと思う。
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まずは、そもそも人工知能というものが何なのかを分かりやすく解説した本書を紹介する。人工知能研究者による書籍のため情報は信頼できるものであるし、人工知能の歴史のようなものも併せて解説されているため、「電王戦の何がすごいのか?」「ディープラーニングって何?」ということもわかる。
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「ロボット三原則」を世に知らしめた本。本書が1950年に書かれたことには驚く。ただ、思うのは本書は未来を予測したのではなく、本書が未来を作ったのだ。本書によってインスピレーションを受けた研究者たちは数多くいたはずできっとそれが現在のロボット工学や人工知能研究に脈づいているのではないかと思うのである。
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ここで視野を大きくとって、そもそも人工知能を含め様々なモノやコトを生み出してきた「テクノロジー」とは果たして何なのか?どこに向かうのか?を考えてみよう。著者はテクノロジーそのものがひとつのシステム「テクニウム」であると考える。視点を変えることでいつもとは違った現実が見えてくるだろう。
ブックキュレーター
本が好き!編集部 和氣正幸書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」(http://www.honzuki.jp/)の運営を行う編集者。出版ともウェブとも無関係の業種から「ウェブと本に関わる仕事をしたい!」という思いで転職。好きな本の仕事を通して刺激的な毎日を送る。「本が好き!」の運営の傍ら、本屋を応援する活動「BOOKSHOP LOVER」も主宰している。本屋の本・本の本、写真集・写真論、ウェブ関係の本を通勤や風呂に入りつつ楽しむ。息抜きをしたいときはマンガを衝動的に購入する。趣味は街歩きと好きな装丁の本を集めること。
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