ブックキュレーターブック・マーチャンダイザー 矢部潤子
タフで凛々しく、しかも艶やかな女性を書かせたら!直木賞作家・桜木紫乃入門
デビュー以来一貫して格好いい女性を主人公に小説を書いてきた桜木紫乃。勝気で逞しく、色気と侠気を漂わせ、そして自分の幸せに正直な女性の魅力が、うねる物語とともに押し寄せます。直木賞受賞作『ホテル・ローヤル』でとどまっていてはもったいない作家の、次に読むべき小説はこれ!
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もっともドラマチックで熱くて衝撃的。桜木紫乃に耽溺するならはずせない傑作!分岐点のたびに覚悟をもって選び取っていく女性たちの怒涛の人生は、波にもまれているようで実はしなやかです。愛と幸せと家族と、湿り気のある昭和の濃い空気に酔う一冊。
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女刑事を主人公にしたサスペンスでありながら、独特の情感あふれる大河小説になっています。著者の小説は今も本拠地である北海道を舞台にしたものが多いのですが、これもまたそのひとつ。土地の持つ力が小説を大きく覆います。少年が失踪した釧路湿原、終戦直後混乱する樺太。私が著者に一生ついていくきっかけになった作品。
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どろどろした状況ながら、主人公の女性は妙にタフでハードボイルド。そのどろどろの原因になっている男性すら置き去りにしてぶっちぎる疾走感。『ホテルローヤル』のエピソード0的な設定のようですが、直接は関係なく物語は進み、終盤は驚きの展開!『凍原』で凄さに気付いた人はこの『硝子の葦』でさらに踏み入れて!
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ブックキュレーター
ブック・マーチャンダイザー 矢部潤子1980年芳林堂書店入社、池袋本店の理工書担当として書店員をスタート。3年後パルコブックセンターに転職、新所沢店、吉祥寺店を経て、93年渋谷店へ。2000年、渋谷店店長のときにリブロと統合があり、リブロ池袋本店へ異動。売場と仕入を走りまわりながら2015年の閉店を見届ける。現在は、ハイブリッド型総合書店hontoのコンテンツ作成に携わり、書店のように“本との出会い”を創造するキュレーションサービス、ブックツリーを担当、日々オススメの本を探す。著書に「本を売る技術」(本の雑誌社)。いつか、世の中の新刊が全て入荷する本屋のバックヤードで日がな一日検品して暮らしたい!
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