ブックキュレーターhonto編集員
夫婦の愛、絆をかみしめたい人へ。夫婦の死別から深い愛を感じる本
「妻」「夫」とは、年老いても配偶者であり、恋人であり、親友でいたい、そんな大きな存在です。だからこそ死別のときに訪れる衝撃は計り知れません。愛する人との永遠の別れを綴った小説を集めました。遺された者の深い悲しみや苦悩から見える愛、先立ったものが遺してくれた愛、失ってやっと気づく愛。夫婦の数の分だけ、愛の形があります。
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経済小説を得意とする小説家・城山三郎が遺したエッセイ。最愛の妻との運命的な出会い、癌の発覚、別れまでを綴っています。仕事柄、堅いイメージが強い著者ですが、青年のように語られる妻への愛は初々しく、死別後の姿には、母親とはぐれたような子どもの小さな背中が思い浮かびます。救いようのない悲しみこそ、愛の証なのかもしれません。
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突然夫を亡くしたホリーのもとに、手紙が届きます。それは、夫が死ぬ前にホリーのために遺した手紙でした。愛する人を亡くした人にとって、他人からの励ましは思ったほど効果を発揮しないもの。でも、もし愛する人本人からの励ましがあったとしたら、どうでしょうか。死んでなお遺された人を想う、包み込むような愛があふれた一冊です。
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