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近いのに意外と知らない台湾を知り、行ってみたくなる本
台湾といってすぐ思い浮かぶのは、バナナ・南国・親日・中国茶・中華料理などでしょうか。日本から手軽に行ける海外ですが、日本人は隣りの国についてあまり詳しくありません。紹介するのは、女性の目線で書かれた台湾本。どの本もどこか温かく、台湾にあまり興味がなかった方でも、現地に行ってみたくなるでしょう。
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美麗島紀行 つながる台湾
乃南 アサ(著)
東日本大震災の際に、台湾の人々があれだけ寄付をしてくれたのはなぜなのだろう?というきっかけで美麗島(台湾)について深く知ることを決めた乃南アサ。本書は、硬い話題とやわらかい話題のバランスが絶妙。近年の台湾情報も取り上げられて写真も掲載されているため、旅行を決めたらガイドブックのサポートにも使えます。
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台湾人生 かつて日本人だった人たちを訪ねて
酒井 充子(著)
立ち寄った九份でお年寄りに日本語で話しかけられたことをきっかけに、日本語教育を受けた世代の人々に日本語でインタビューを行うことを決めた酒井充子。同タイトルのドキュメンタリー映画も制作しています。今まで知らなかった歴史も多く掲載されていて、日本語教育を受けた方に実際に話を聞きに、台湾を訪れたくなります。
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台湾日本語世代からの遺言 トオサンの桜
平野 久美子(著)
日本統治時代に日本語を覚えたトオサン(多桑、日本語で父さんの意味)世代。本書は、彼らが日本統治時代から国民党独裁時代そして現代まで過ごしてきた数奇な運命を、桜に寄せる熱い情熱にからめて描いたノンフィクションです。登場人物の1人が植えて立派に育った桜並木を一目見に行きたくなるでしょう。
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おどろ気ももの木台湾日記
及川 朋子(ほか著)
台湾人男性に嫁いだ妻4人による、実録台湾生活。日本とは違いすぎる風習の数々にあぜんとすること間違いなしです。実際に体験している妻たちの奮闘ぶりが目に浮かび、生活をちょっとだけのぞいてみたくなります。この本を読んでおけば、台湾を訪れた際にカルチャーギャップに悩む必要はなさそうです。
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台湾に住んでいる著者が台湾の日常を解説。ちょっとお下品な部分もありながら、「台湾の人は生乾きの洗濯物でも平気」など、人とは違った目の付けどころに、台湾愛を感じます。日本語と中国語2カ国語で書かれたポップなヴィジュアルも目を引く本書。掲載されている「突っ込みどころ満載のお土産」を買いに行きたくなります。
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