ブックキュレーターhonto編集員
意識を持った道具たちと、非日常生活を楽しめる本
本、ペン、ぬいぐるみにバイク・・・あなたの宝物はなんですか?大切にされた道具には命が宿るといいますが、もし大事なアイテムが命を持ったら、唯一無二の友だちになれるはず。人と物とは違うからこそ引き立つ関係性のおもしろさと、想像力を刺激される「もしも」の世界。現実では味わえないにぎやかな世界を、存分に楽しめる本です。
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本好き女子高生・紙山ヨミが訪れたのは「まほろば屋書店」。夏休みのアルバイト先として紹介されたその場所は、魂の宿る生きた本「まほろ本」を取り扱う不思議な古書店でした。手先が不器用、かつ人付き合いも苦手なヨミと、本の幻であるツンデレ男子・サクヤのちょっぴり甘酸っぱい交流が描かれています。
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言葉を話す不思議な二輪車・エルメスと、旅人のキノの旅の日々を描いた小説です。2人が旅するのは「誰もいない国」だったり「人の痛みがわかる国」だったりと、どこか物悲しくて不思議な国。でも、そんな毎日だからこそエルメスとの何気ない掛け合いが愛しくなる、仲間のおかげで温かい気持ちになれるお話です。
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外見は、かわいいぶたのぬいぐるみ。でも中身は中年男である山崎ぶたぶた。彼はひょんなことからカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになり・・・。見た目がかわいくて中身もできた山崎は、みんなに受け入れられて人気者になっていきます。それでもたまに見せる、ぬいぐるみならではの悲哀が、切なくも温かく感じられます。
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つくも神といったらこの作品でしょう。大店の若旦那・一太郎と彼の回りに集まった妖たちの交流を描いた本書。体が弱くて寝てばかりの若旦那ですが、たとえ人の友だちがいなくても彼の周囲には、古い屏風やお守り代わりの印籠などの古道具のつくも神が勢ぞろい。謎解き要素もあるので、ほっこりしつつ頭の体操も楽しめます。
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