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あの有名作品がこうなるなんて!インパクト十分なパロディ本セレクション
パクリ、パチモン。そんな言葉でパロディ本のことを敬遠してはいませんか?それは何とももったいない!誰もがタイトルを聞いたことがある有名小説にゾンビが出てきたり、殺人事件が起きたり、果てはみんなお相撲さんになってしまったり・・・ひと味加えられた名作たち。単品はもちろんのこと、元作品と読み比べるのもオススメです。
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上流階級の恋を描いたジェイン・オースティンの『高慢と偏見』に、ゾンビを混ぜてしまった異色作です。イギリスに暮らすベネット姉妹は銃の腕を磨き、少林拳を学び、立派な淑女になるべく修行に明け暮れます。ある日、そんな彼女らの近所に若い資産家が越してきて・・・。原作の格調高さを残しつつ、ゾンビと融合した奇跡の一冊です。
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贋作『坊っちゃん』殺人事件
柳 広司(著)
夏目漱石の名作『坊ちゃん』がミステリーに!?しかも文体まで完全に模写した漱石愛にあふれた小説です。教師に嫌気が差して東京に戻って数年、坊っちゃんは教師時代に同僚だった山嵐から「赤シャツが自殺した」と聞かされます。なんでも無人島で首を吊ったらしく・・・。あの「赤シャツ」の裏が見られ、ファンなら垂涎ものです。
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こじらせた学生を書かせたら右に出る者はいない、森見登美彦による『走れメロス』の超解釈です。学生・芽野史郎は親友との約束を守らないために京都の町を疾走する・・・。表題作を含む五つの古典が森見テイストになりました。なかでも珠玉は『山月記』。こじらせマイスター・森見登美彦の手腕が、遺憾なく発揮されている名作です。
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