ブックキュレーターhonto編集員
やさしさと脱力感をあなたに。つっぱらずにごろ寝しながら読みたい作品
難しいことを考えながら、何かを学ぼうとする読書は、実に有意義なものです。しかしながら、頭を空っぽにして本を眺めるような読書も、意外と乙なもの。たまには肩肘を突っ張らずに寝っ転がりながら、ぼけ~っと本を読んでみませんか??日常生活の繁忙を忘れて、やさしい気持ちで心が満たされるような本を集めました。
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牛への道
宮沢 章夫(著)
見たままダイレクトに感じること、その大切さを教えてくれるエッセイです。わけがわからないからといって、無理に理解をしようとしてはいけません。意味がわからない、だからこそおもしろい、そういうものも存在します。しかしときには、ツボを的確に突かれたような快感もあります。油断大敵、けれど気張らず読んでください。
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中島らものたまらん人々
中島 らも(著)
身も蓋もない言い方をすれば、ただの「変人を紹介するエッセイ」です。しかし、その登場人物たちは強烈。現実をありのままに書いただけで、これほど刺激の強い風味になるところが、中島らもの偉いところ。できれば近寄りたくない「たまらん」人々は、けれどエッセイとして読む分には、最上質の演者ではないでしょうか。
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ボロボロになった人へ
リリー・フランキー(著)
婚期に遅れた女性が藁にもすがる思いでつかんだ相手が、大麻農家の長男だったとしたら。この作品には、少々苦味があります。現実にはどうにもならないこともある、と語りかけてきます。しかし、生きていればなんとかなる、という生命に対しての肯定が散見されます。くたびれた心に効く、ささやかでやさしいお薬になります。
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