働く女性に捧ぐ！さまざまな女性の仕事模様に、やる気が出る小説

30代なかばの働く女性にオススメしたい一冊。「部下との折り合いに悩む」「マンションを購入する」「年をとる」「シングルマザーになる」「恋をする」といった普遍的なシチュエーションで奮闘する女性の姿には、きっと共感できるはず。明るい作風なので、寝る前に読むとその日の嫌なことも忘れてしまえるでしょう。

看護師、秘書、エステティシャン、専業主婦・・・15の職業で働く女性たちが、仕事に悩みながらも、働く意味を見つけていく短編集です。置かれた状況で、自立と夢を目指して前向きに進む女性たちに、自然と自分が重なるでしょう。読み終えると、明るい気分になる小説です。

町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」が舞台の小説。アラサー女子、メガネ男子、新人ハケン女子の3人が織りなすストーリーは、心を温めてくれます。葬儀屋という珍しい職業に焦点を当てていますが、その悩みは普遍的なもの。思わず共感してしまう描写もたくさんあります。

アニメ業界を舞台にした、辻村深月の熱血お仕事小説。「ハケンアニメ＝覇権アニメ」を制作するために奮闘する姿が、アニメに関わるさまざまな職業の女性を通して描かれています。過酷な状況にもめげず、「よいアニメを届けよう」とがむしゃらに仕事をする姿に、思わず胸が熱くなります。

『舟を編む』『神去なあなあ日常』などのお仕事小説で知られる三浦しをんが、15職種16人の女性に行ったインタビュー集。靴職人、お土産屋、飼育係、フラワーデザイナー。それぞれの分野で活躍する女性たちの人生は、小説よりも奇なり。クスッとした笑いとともに、仕事に対する情熱を届けてくれます。