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憂鬱な雨を見る目が変わるかも!?しっとりした雨が物語の鍵を握る小説
乱れた心を静めてくれる雨、心をかき乱すような土砂降りな雨、心を沈ませる雨・・・人間の感情を大きく左右し、さまざまな顔を持つ「雨」が物語の鍵を握る小説を集めました。雨が降っているときに読めば、世界の何処かでこのような物語が繰り広げられているのかも?と思いを巡らすほど、物語の世界観に浸ることができるでしょう。
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雨・赤毛 改版
モーム(著) , 中野 好夫(訳)
布教の情熱に燃える生真面目な宣教師が、旅の途中に南の島に立ち寄り、そこで出会う信仰心のない娼婦を説き伏せていく物語。数日間降り続く、身体にまとわりつくような南国特有の不快な雨が宣教師の理性を狂わせていき、物語は大きく転がり始めます。雨が効果的に使われた、『月と六ペンス』で有名なサマーセット・モームの短編です。
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亡くなった妻が「雨の季節に自分は必ず戻ってくる」という言葉を残したため、夫と息子は梅雨の季節を待ちわびています。ある雨の日、2人は妻のタイムカプセルを探しに森に行き、雨のなかで妻と再会します。ジメジメとした雨が美しく表現されており、この物語を読んだ後は、きっと雨を見る目が変わるでしょう。
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武器よさらば
ヘミングウェイ(著) , 高見 浩(訳)
苛烈な第一次世界大戦の最中、軍兵に志願した米国人と現地の看護師との恋愛物語。幸せをつかむために奔放するものの、現実に翻弄され続ける男女の運命を描くなかで、あるシーンでは必ず雨が降ります。さまざまな感情の入り混じりが、言葉ではなく雨というシーンで表現されているため、解釈の幅が広がります。
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