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行く手を阻むはいつもゴブリン。ゴブリンがカギを握る冒険ファンタジー
伝説の生き物であり邪悪な種族といわれ、冒険ファンタジーにつきもののゴブリン。雑魚モンスターの代名詞でもあります。あっけなく倒されるゴブリンから、主人公たちに大きく影響を与えるゴブリン、果ては銀行を経営するゴブリンまで。そんな多様なゴブリンが描かれる、ゴブリンの活躍に目が離せないファンタジー小説を集めました。
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日本ファンタジーの金字塔とまで呼ばれ、TVゲームやアニメまで発売された戦記物の人気シリーズ第一巻。
英雄と呼ばれるまで成長する主人公も、序盤で登場するゴブリンに敗れて生死をさまよいます。序盤での弱小ぶりから世界の存亡をまたにかけた戦いまでの成長ぶりも、日本一かもしれません。 -
RPGエッセンス満載のスーパーライトファンタジー。ライトノベルながら20年以上も続く人気作です。
モンスターの解説ページがあるのが特徴的。例に漏れずゴブリンの解説があり、ゴブリン語まで作りこんでいます。日本語への変換が思いのほか簡単で、ゴブリン語が出てきても意味がくみとれたら、立派なファンです。 -
1997年に刊行され世界的ベストセラーになった、大人気シリーズの第一巻。
シリーズ全体を通してのゴブリンの数と活躍ぶりは圧巻です。召使いのゴブリンから銀行員まで、さまざまなゴブリンが主人公と関わります。なかでも「死の秘宝」では、主人公がピンチに陥ると態度が豹変して大切な剣を奪うという、卑劣極まりないゴブリンが登場します。 -
1950年代に出版され、映画化を機に有名になった歴史ある長編小説の第一巻。
ゴブリンの印象を作り出したファンタジー小説といえる一冊。物語の核である指輪に固執するゴブリンの姿が、とにかく醜く描かれています。ですが、シリーズを通して主人公に関わる機会は非常に多く、著者のゴブリン愛が感じられます。 -
異世界に召喚された若者が、魔物の住む世界で生活する姿を描いた物語。
ご都合主義はほどんどなく、現実の世界で生きる人が迷いこんだリアルな姿で描かれているのが本書のおもしろさです。主人公はとても非力で、序盤のゴブリンに悪戦苦闘。戦いに慣れた矢先に待ち受ける大切な仲間との別れ・・・。ゴブリンで経験値を貯める描写は、まさにRPGゲームの登竜門です。
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