ブックキュレーターhonto編集員
「死を見つめて、生きる」ことを痛感する、心に訴えかける命の本
「人はなぜ生きているのだろう」小さい頃は漠然と、しかし、人生も後半になると漠然とした死の不安から、現実的に考えることが多くなるのではないでしょうか。その問いに迷宮入りをしたときには、さまざまな「死」の形を知り、その「死」の形から「生きる意味」を見つけ出すことも一つの方法。自分ならどうだろうと、生きることを考えさせられる本を紹介します。
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自らの意思によって、「死」を迎える「自殺」。綺麗ごとを並べ立てて語ることはできない、一度「死」を決意した人たちの証言が本書にはあります。生きることを真面目に捉えてしまう人こそ、衝動的に取ってしまう行動が「自殺」なのかもしれない。そう思える「自殺」の裏側のお話しです。
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東日本大震災で突然奪われた「命」、その数は15,000名を超えます。最悪の状況を目の当たりにして、現場の最前線で懸命の医療活動を行った9名の医師たちの貴重な証言を記録したドキュメントです。生と「死」を分かつ現場で、何が彼らを突き動かしたのか。命を救う側の彼らから、生について考えさせられます。
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人の手で裁かれ、人の手で「死」を迎える「死刑」。なぜ、彼は死刑を求刑されたのか?悪いことをしたら死刑、本当にそれでよいのか?死刑をとりまく人々への取材を通して、人が人を裁くことについて考えさせられるドキュメントです。
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人は「死」に直面する機会は多くありません。ただ、その現場を仕事として「死」に向かうプロ、「葬送」を行う人たちがいます。人が死を迎えてから、葬送までは非常に限られた時間。そんななか家族に寄り添い、死に対して尊厳をもって葬送する人たちの声とは?身近な人をはじめ、自分が葬送されることを想像せずにはいられない一冊。
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