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数学はこんなにもおもしろい!文系でも楽しめる数学の魅力が垣間見れる本
理解できればおもしろいのだろうけど数式を見るだけで嫌になる、という数学嫌いの方は多いと思います。そこで、ほとんど数式を使わずに数学の奥深さを伝えていたり、中学・高校までの数学を平易、かつ興味深く解説している本を紹介します。一流の数学者たちが寝食を忘れてのめり込む、そんな数学の魅力の一端を垣間見ることができるでしょう。
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素数の音楽
マーカス・デュ・ソートイ(著) , 冨永 星(訳)
いまだ解かれざる数学の難問「リーマン予想」をめぐる、天才数学者たちの奮闘ぶりを追ったノンフィクションです。一見ランダムに散らばっているかに見える素数(2、3、5、7・・・など1とその数でしか割れない数字)には、実は法則性がありました。実は素数、クレジットカードの暗号化などにも活用されているなど、知れば知るほど不思議な数です。
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ポアンカレ予想
ドナル・オシア(著) , 糸川 洋(訳)
「宇宙の形は球体と証明できるのではないか?」1904年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレが提出した難問を、100年以上のちに奇人グレゴリー・ペレルマンが解くまでの歴史的経緯をたどった一冊です。宇宙の問題を数学で解き明かすとはどういうことなのか?長い年月を股に掛けた、極上の数学ミステリーが堪能できます。
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数学啓蒙書を数多く発表している遠山啓が、中学・高校で習う数学の「解き方」ではなく「意味」を、先生と生徒の問答形式でわかりやすく説明してくれます。まるで授業を受けているような感じで読み進められることでしょう。世界を理解するのに、数学がいかに便利な道具かが実感できる一冊です。
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人間界・自然界を問わず、世界は数学であふれています。本書では抽象的な議論は差し置いて、私たちの日常生活に潜む数学のおもしろい事例がいくつも紹介されています。数学のおもしろさをまだ知らないという人だけでなく、学校で現在せっせと数学の問題を解いている子どもたちにも読んでもらいたい一冊です。
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