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緊迫と焦燥の共体験!追われて逃げる、逃走の物語
身に迫る危機から、犯した罪から、自分から、現実から・・・。さまざまなものから人は逃げます。捕まれば待ち受けるのは、死や断罪。それを避けたい恐怖心からの逃走は、常に切迫と焦燥をともないます。そんな気持ちを共体験できる、逃走をテーマにした小説を紹介します。
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パレード中に爆破で暗殺された首相。犯人とされたのは主人公の青年・青柳雅春。まったく身に覚えのない彼は状況に愕然としつつ逃走します。彼の死をもいとわない追手。彼の逃走を手助けする大学時代の仲間たち。主人公の緊迫した焦りをスリリングに描き、彼を助けようとする人々の連帯感が感動を引き起こします。
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グレイヴディッガー
高野 和明(著)
少しはまともに生きたいと思い、骨髄ドナーになった詐欺師の子悪党・八神。適合する白血病患者のために病院に向かおうとした日、彼は謎の殺人事件に巻きこまれます。彼を追う警察と謎の組織。東京を舞台に切迫した逃走劇がはじまります。死に物狂いで病院へ向かう八神。どこかコミカルな八神を応援したくなる本です。
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火車 改版
宮部 みゆき(著)
休職中の刑事・本間のもとに人探しの依頼が入ります。探すのは関根彰子という女性。彼女を探す過程で、本間は関根彰子とは別の女性が入れ替わっていることに気づきます。そして徐々に明らかになる彼女の悲劇的な逃走の履歴。疾走感あふれる展開のなかで、逃亡者に共感と同情を感じられます。
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