ブックキュレーターhonto編集員
老後の備えが心配で・・・と思ったときに読んで役立つ本
世界有数の長寿大国、日本。だけど介護問題や孤独死、高齢者の犯罪など、高齢者をめぐる社会問題は深刻さを増すばかり。悠々自適な老後の暮らしは儚い夢なのでしょうか。生きている以上は誰もが「老い」に向かって進んでいます。金銭面はもちろん、心構えや気持ちのありようなど、将来の備えに役立つ本を紹介します。
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今では社会問題となりつつある「貧困」。本書は近年増え続けている高齢者の貧困の実状と、さまざまな要因で誰もが「下流老人」に陥る可能性がある、ということに迫っています。生活困窮者の支援に約12年携わってきた著者が示す「下流老人」に陥らないための自己防衛策など、20~30代の人にこそ読んでほしい一冊です。
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超高齢化社会を迎えた日本で、これからどう生きていけばよいのか。泌尿器科の外科医であり、国立長寿医療研究センターの名誉総長を務めた著者は、本書の冒頭で老いることの「覚悟」を促しています。「老いること」と「生きること」に必要な「覚悟」とは?医療的な視点で書かれていますが、素人にもわかりやすく、つまずかずに読むことができるでしょう。
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高齢化社会においては、セカンド・ステージの生き方も重要になります。定年後の生活は20~30年、長ければ40年にもなるでしょう。人生の後半に打ち込むものは、生活の糧であったり趣味であったり、人それぞれ。本書ではそれが「人生二毛作」と紹介されています。ベストセラー『思考の整理学』の著者が実践する、気力が充実する人生の送り方が紹介された本です。
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103歳にして現役の美術家・篠田桃紅。本書の内容は全4章からなっており、どの章からでも著者の人生観に触れることができます。さまざまな出来事が終始、穏やかな文章で淡々と記されているのも103歳のなせる業でしょうか。芯の通った生き方のヒントが散りばめられ、読んでいると齢を重ねるのが素敵に思えてきます。
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