ブックキュレーターhonto編集員
子どもたちの好奇心と不安感。その繊細さにハッとさせられる小説
誰もが過ごす子ども時代の経験は、大人になってからも大きな影響をもちつづけます。子どものときは、いろいろなことを知りたいと思う好奇心、また知らないから抱く不安感があり、それにより複雑で繊細な感性が生み出されていました。そうした心をもつ子どもたちが、読み手にさまざまな気づきを与えてくれる小説をセレクトしました。
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夏の庭 The friends 改版
湯本 香樹実(著)
死に対する興味から、もうすぐ死にそうだと噂されるおじいさんの家を見張る3人の少年たち。それに気づいたおじいさんと3人の心温まる交流が描かれています。死への好奇心と、おじいさんから学ぶ「生きることのむずかしさ」がもたらす不安。その繊細な感情の瑞々しさが心をピュアにしてくれます。
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突然父親を事故で失った小1の千秋は、母親と2人でポプラ荘というアパートに引っ越します。父の死から不安に押しつぶされる千秋。そんな千秋が出会ったポプラ荘の大家であるおばあさん。ちょっと変わった彼女の考え方を知ることで、千秋の傷は癒されていきます。再生する千秋の姿に生きる勇気がわきあがってくる小説です。
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不登校になった中1のまいは、魔女と自称する英国人の祖母のもとで過ごすことになります。不安感でいっぱいのまいに、祖母は魔女としての心得を教え、まいは次第に好奇心と元気を取り戻していきます。そしてやってくる祖母との別れと奇跡。壊れそうなまいの心が足場を固め、成長していく姿が安らぎを与えてくれます。
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チョコレート・アンダーグラウンド
アレックス・シアラー(著) , 金原 瑞人(訳)
政府によりチョコレートが禁止された世界で、2人の少年がお菓子屋のおばさんとチョコレートを密造する姿をユーモラスに描いた小説。チョコを食べたい一心で必死に調べ行動していく少年たちが痛快です。大人たちが目をそらすなか、間違ったことは間違っているとストレートに表現する子どもたちの強さを感じます。
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