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この世ではないどこかへ・・・日本人作家が描く異世界譚
一口に異世界譚といっても、その種類はさまざまです。それというのも異世界譚のなかには、サスペンスのような緊張感をもった物語もあれば、寓話的なお話もあり、冒険活劇を売りにしたものもあるからです。ここでは、日本人作家が描く異世界譚を紹介します。それぞれ異なる魅力や特徴をもち、読み味の違うお話がそろっています。
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月の影影の海 上
小野 不由美(著)
異形の獣たちが襲い掛かってくる夢。そんな悪夢にうなされていた女子高生・陽子の前に、謎の男が現れます。陽子はその男に半ば強引に「巧国」という地図にも載っていない場所へ連れて来られ・・・。孤独な旅を強いられることになった少女を主人公にした、壮大な世界観とリアルな心情描写の融合が魅力的な一冊です。
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見知らぬ土地で目を覚ました「私」。目の前にはしゃべる猫がいて、その猫からこの世界の話を聞かされます。どうやら、この世ではない異世界に迷い込んでしまったようですが・・・。軽妙な文体で語られる本書は、すいすいと読めてしまう小説です。ただ、戦争や独裁者についての話には含蓄があり、思わず考えさせられる深さもあります。
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