ブックキュレーターhonto編集員
近いからこそわかりあえない・・・親との関係に悩んだとき読みたい本
親とはいえ、必ずしも私たちの理解者になってくれるとは限りません。どころか、期待や世間体から、プレッシャーやストレスを与え締めつけてくるような親も少なくありません。紹介する本の著者や登場人物もまた、親から苦しめられてきた1人です。彼らの生き方を通じて、あなたも自分の親との関わり方をじっくり考えてみるとよいかもしれません。
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著者であり哲学者である中島義道の両親は、世間一般的に立派な人間です。身体的虐待をはたらくことも、暴言を吐くこともありません。ただ、彼らの期待と世間体に著者は今も苦しんでいるといいます。これが原因で親が自殺しても仕方ないとまでいい切る彼の壮絶な告発文は、同じく親からの重圧に苦しむ人に深く響くことでしょう。
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少し前まで、一般的に親子は軋轢があっても必ず乗り越え、わかりあい、慈しみあわなくてはならないとされてきました。しかし、本書の著者は親を許さなくていい、距離を保ってもいいとってくれます。この言葉に救われる人は多いでしょう。親子関係の価値観そのものを変えたといってもいい、衝撃的な一冊です。
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タイトルはセンセーションですが、作者もまた家族との関係に悩んでいる人間の1人です。拒食と過食、自傷行為を繰り返しながらも彼女なりに必死に前へ進もうとする姿が胸を打ちます。コミックエッセイで、かつ作者もネット世代とあって、若者にも親しみやすいでしょう。
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