ブックキュレーターhonto書店員 宮本大樹
不安を取り除く!余裕がなくてつらくなったら助けてくれる本
人生は悩みと不安の連続。仕事・家庭・人間関係・お金・・・毎日がつらくて生きることにも疲れてしまったと思ってしまう時もある人も多いのでは。ちょっと考え方や心の持ち方をかえるだけで、不安を除くことができる!除くことができる技術や著者の体験などが満載の本をご紹介いたします。毎日の悩みが少しでも本によって救われることを願った5冊です。
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悩んだり不安になる要因は、目の前に起きる現実に対してこうなってしまうなどの「妄想」をするから悩み苦しむ。また、その「妄想」でつらい時役に立つ方法は色々なことをしないことが大事と筆者は説きます。「こうありたい」ではなく「こう・・・じゃなくてもいいか」考えを緩めてみると心が安らぐ、など108の読みやすく切られた文どれしもが悩ますあなたに刺さります。
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『海賊とよばれた男』など数多くの人気作を出し、一方ネットが炎上するような言動が多く話題になることも多い百田尚樹が、すぐに役立つ心のコントロール術をまとめています。バッシングを受けても進む著者のメンタルはどうやって作られたのか、体験などからの鍛え方の技術が書かれている一方、「本当に嫌だと思えば、とっとと逃げるのがいい」と語るなど生きるための処世術も満載です。
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ラグビー五郎丸歩選手のあのルーティーンポーズにはゲン担ぎではない意味が込められていました。スポーツメンタルコーチの著者がメンタルを強くする「ツール」を様々場面において教えてくれます。「何かを前にして、漠然と不安を感じるとき、その時は原因をひとつひとつ書き出す」というようにラグビー日本代表が成功につながった例が、きっとあなたの悩みを吹き飛ばす助けになります。
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直木賞作家・石田衣良が若い世代に、あたたかな明日へ踏み出す勇気をくれる、エールをおくるエッセイ。R25で連載していたということもあり当時話題になった問題からのエールが多いが、今の時代にも生きる力を与えてくれる言葉が満載。「ひとりの人間は、現在の姿だけでなく、将来の可能性までふくめた未知数の存在だ」など、傷ついてしまった心にグサッと刺さるエールにきっと助けられるはず。
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波乱万丈といっても過言ではない人生の漫画家・西原理恵子が、読者からの様々な悩みに対し生きるためのアドバイスを送ってくれます。でもただのアドバイスじゃない。西原流。『生きるって、みっともないことだし、みっともなくていい。・・・そのためには、ついていいウソがある。』という文が出てくるのですが、真面目に考えすぎて詰まってしまう人には意外な考え方も多く出てきて、思わず笑ってしまうことも多い一冊です。
ブックキュレーター
honto書店員 宮本大樹リアル書店とhontoで本のマーチャンダイジンザーとして、紙と電子の本の売り場づくりを15年以上従事。日本で店頭に並ぶ前から『ハリー・ポッター』がベストセラーになることを予感し、世界中に広がった現象に感動、本を売る魅力にはまる。現在もhontoでネット書店の売り場づくりにかかわりつつ、リアル書店にも毎日立ち寄る習慣は変わらず。好きなジャンルは小説と文庫。本の中で語られる現実から離れた世界を好み、読書して現実逃避するのが何よりも落ち着く時間。一方で最近は日常生活の各問題も山積みのため実用本を手にとることも多い。少しばかり偏屈な書店員が、売れている売れてない関係なく、赴くままに小説から生活に役立つ本までをご紹介したい。
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