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底抜けに明るく生きる障害者の姿から、元気をたくさんもらえる本
障害者と彼らを支える人たちの取り組みを描く本のなかには、障害やそのもととなる病気を受けとめながら明るく生きる姿が、たくましく示されているものがあります。なかでも、底抜けの明るさと生きる力を強く感じることができる本を集めました。読むほうが元気づけられてしまうほどのパワーを、ぜひあなたも受け取ってください。
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安心して絶望できる人生
向谷地 生良(著) , 浦河べてるの家(著)
精神障害者たちの共同体「浦河べてるの家」の創始者が書いた、病気とのつき合い方を探る一冊。統合失調症などを抱えた人たちが、自分の病気を客観的にとらえて「当事者研究」に取り組む姿が描かれています。彼らが病気を憎まずに受け止め、大事にさえする逆転の人生哲学が、明るくときにユーモアをもって示される本です。
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幻聴妄想かるた
ハーモニー(編著)
精神障害者の就労支援施設「ハーモニー」で作られた、病気による幻聴や妄想を札に表現した「かるた」です。「おとうとを犬にしてしまった」など、独特の妄想に、思わず笑ってしまうこと間違いなし。「笑うなんて不謹慎では?」と顔をしかめるのはナンセンス。作り手が伝えたい思いをまっすぐに受け止めるべき作品が収録されています。
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ソーシャルアート 障害のある人とアートで社会を変える
たんぽぽの家(編) , 森下 静香(ほか著)
障害者アートに取り組む25の現場からのレポート。目の見えない画家、足の不自由なダンサーなど、誰もが不可能と思ってしまうことを可能にする彼らの活動がまざまざと描かれています。生きることの自由さを教えてくれる本で、読み終わった後は、「自分も何かに挑戦したい」という思いが湧き上がってくることでしょう。
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