ブックキュレーター『おとな旅 プレミアム』編集部
福岡編『おとな旅 プレミアム』編集部が選ぶ旅本
『おとな旅 プレミアム』はハンディで軽いガイドブック。鞄にもう数冊ばかりの旅本を持ち、出かけてはどうだろう。もちろん、旅の前後に読んでもいい。目を通しておきたい本を目的地別にセレクト。旅先の街が積み重ねてきた歴史や食文化を読み解き、目の前に広がる景色から新しいストーリーが生まれるような5冊を選ぶ。福岡編では「福岡のハイブリッド文化」をテーマにセレクト。
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明太子をつくった男 ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営
川原 健(著)
明太子の代名詞「ふくや」創業者・川原俊夫の生涯と哲学を、その息子が執筆した一冊。特許をとらずに製法を公開することでなお、商品としての強さを誇る「ふくや」の経営哲学は、卸売りはせず、ネット通販を含む直販ルートを重視することで、利益と品質の両立させる。「博多」の地域を知るにも最適な一冊。
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稀代の軍師と呼ばれ、秀吉の右腕として知られる黒田官兵衛。2014年にはNHK大河ドラマでもクローズアップされ、その活躍をご存知の方も多いかと思います。本書では、そのような黒田官兵衛の戦での働きだけでなく、文化人やキリシタンとしての知られざる一面を知ることができます。
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あめふりや待ちぼうけなど、誰もが知っている作品をはじめとして収めた北原白秋の童謡選です。数々の童謡にあふれる愉しげな音には気持ちがわくわくし、四季折々の自然の美しさには、どこかなつかしさを感じます。ぜひ、この本を片手に福岡・柳川の白秋記念館を訪れてみてください。
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「神様仏様稲尾様」のフレーズで有名な西鉄ライオンズ優勝時の博多を描いた小説。職業・立場の違いを超えた友情を描いた、戦後日本の高度成長に向かう勢いのある雰囲気を事細かに描写しています。例のフレーズが三原監督ではなく、ファンからでたものであることもわかり、「球史」としても読むことができる一冊。
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福岡 太宰府・門司・柳川・唐津 2021第3版
TAC出版編集部(著)
アジアに通じる窓口として、豊穣な文化が交差する福岡。博多商人の心意気が今なお残る街や、熱気あふれる博多祇園山笠の見所紹介も楽しいが、のこのしまアイランドパーク、大濠公園、舞鶴公園、門司港レトロ地区、福博であい橋など、水辺と花の対比が美しい景色が満載の巻頭特集に目を奪われる。
ブックキュレーター
『おとな旅 プレミアム』編集部『おとな旅 プレミアム』は2016年5月から発刊開始。大人ならではの上質な旅を提案する、全く新しい国内旅行ガイド・シリーズです。季節感を大切にした美麗な写真。歴史と文化を掘り下げた特集。旅先の「イメージとストーリー」をさらに広げることで、ワンランク上の旅を実現させます。『おとな旅 プレミアム』とともに、旅に出かけることで、「イメージとストーリー」がさらに広がるケミストリーが起こる!?本を紹介します。「おとな旅」とは「本と一緒に楽しめる旅」でもあるのです。(https://bookstore.tac-school.co.jp/pretabi/)
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