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あなたの身近にもいるかもしれない。LGBTを理解するための本
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)またはセクシャル・マイノリティの人々は、日本では人口の約5%存在すると言われています。しかし自分の身近にそういう人はいない、と思っている人も多いかも知れません。気づいて理解することが、LGBTの人たちが生きやすい豊かな社会につながります。その一助となる本を集めました。
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LGBTってなんだろう? からだの性・こころの性・好きになる性
藥師 実芳(著) , 笹原 千奈未(著) , 古堂 達也(著) , 小川 奈津己(著)
LGBTとは何か、どのような課題を抱えているのか、といったことをやさしい言葉と図を通して、とてもわかりやすく説明しています。特にLGBT当事者の学生の声を多く掲載し、彼ら・彼女らが家庭や学校などでどのような問題に直面し、どんな思いをしたのかを知ることができます。LGBTを知るための入門的な一冊です。
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レズビアンの視点から、LGBTを含むセクシャル・マイノリティについての疑問に対話形式で答えています。イラストありマンガありのとても読みやすい内容で、「性」のとらえ方の複雑さ、歴史的背景、法律的課題などを一通り知ることができます。固定概念を取り除き、「性」のあり方の多様性を理解することができる本です。
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ゲイ・レズビアンとその親、または教師との間で交わされた往復書簡19通が収められています。カミングアウトをめぐる不安、葛藤、受容などについてとても丁寧に綴られ、愛と思いやりにあふれた言葉に心が打たれます。もし家族や身近な人がLGBTだとしたらどんな言葉をかけてあげられるのか、深く考えさせられます。
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ゲイである著者が、悩み、苦しみ、インターネットを通して仲間と出会い、周囲にカミングアウトしていったことなどを赤裸々に語っています。LGBTの人がどのような思春期や青年期を送るのか、その困難さが痛いほど伝わってきますが、語り口はとても明るくさわやか。世間の目を恐れず、自らをさらけ出した強さに感銘を受けます。
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セクシュアル・マイノリティQ&A
LGBT支援法律家ネットワーク出版プロジェクト(編著)
LGBTより広い概念として「セクシャル・マイノリティ」を用い、彼ら・彼女らが直面する問題とその対応策を、法律的な視点からQ&A形式で説明した本です。学校・家庭、トラブル、職場、離別などのテーマ別にわかれ、LGBTの人たちがどのようなことで困っているのか、どう助けられるのか、それを具体的に知ることができます。
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