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いきなり寄席に行くのは敷居が高い・・・と感じている方にオススメの落語本
落語にはあまりなじみがない、もしくは、関心はあるけれどいきなり寄席に行くのはなんとなく敷居が高い・・・。そんな風に感じている人のために、知識がなくても楽しめて、もっと落語のことを知りたくなる本を集めました。気になる落語家や演目が見つかれば、どんどん興味が湧いてくることでしょう。
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かつて「落語界の四天王」と言われた春風亭柳朝の人生を描いた本です。本書では、私たちがイメージするような落語家らしい破天荒な生きざま、有名落語家との豪快なエピソードなどが、各章のタイトルにつけられ、落語の演目にからめて語られています。落語のおもしろさを知る入門書として最適の一冊です。
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ま・く・ら
柳家 小三治(著)
「まくら」というのは、落語の本筋に入る前の導入部のこと。柳家小三治の寄席や独演会のまくらを集めた本書は、「まくらの小三治」と呼ばれる彼の巧みな話術を堪能できる一冊です。アメリカ留学の体験記、玉子かけご飯、俳句、オートバイと話題は多岐にわたり、どれも軽妙で思わず笑ってしまいます。
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まだ駆け出しの落語家・今昔亭三つ葉が、人間関係に悩むいとこ、OL、小学生、元プロ野球選手の4人に落語を教えながら、自身の芸も見つめ直していく小説です。登場する人物全員がまっすぐで、読み終えたときには、さわやかで清々しい気持ちになっています。素人である4人と一緒に、落語の基礎を学ぶことができるのもポイントです。
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幕末から明治時代に活躍し「落語の神様」と呼ばれた三遊亭円朝は、多くの噺を創作して、その口演の速記を本にし、それが明治時代の文学の「言文一致運動」にも影響を与えました。その円朝の未発表の口演速記が発見されたことから始まる本作は、凝った構成と美しい文章で、何度でも楽しめるミステリーとなっています。
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