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元気と知恵がもらえる!名物経営者からビジネスと人生哲学が学べる本
企業経営とは、従業員と家族の生活がかかった船の舵を握るようなものです。成功した経営者は人間としても魅力にあふれています。そして戦略は会社により千差万別ですが、理念と決意をもち、人生のすべてをかけて戦う姿はどの経営者も同じです。経営やビジネスだけでなく、人生についても多くの気づきがある名物経営者の本を紹介します。
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母の教え 人格は3歳までに決まる。 1
永守 重信(ほか著) , 『財界』編集部(企画・編集)
鈴木敏文、稲盛和夫、永守重信など25人の経営者が「母」について語った、数ある自伝や経営本のなかでも異彩を放っている一冊です。業界や年齢、知名度などはさまざまですが、どの経営者もそれぞれ「普通じゃない話」をもっていて、母への感謝と愛情にあふれています。典型的な「やさしい母」だけでなく、豪快な母も登場するのが一興です。
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ユニークな「消臭力」のCMの裏にはこんなにおもしろい社長がいたのかと、納得できる本です。書名に「バカがいい」とありますがこれは「戦略的バカ」のことで、よほどの信念と豪胆さがなくてはなれるものではありません。愛読書はマキャベリ、大ボラを吹き愛嬌で乗り切るなど、ユニークな経営論は人生哲学としても読み応え十分です。
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「スズキは中小企業」と常々発言している鈴木修会長兼社長ですが、「そういう意味だったのか!」と納得できるはずです。投資は3年で償却、トップになるためにインドに進出など、大胆な舵取りには驚かされます。若い頃からの風雲児として知られていた著者は上司にうるさがられた、という逸話も紹介されており、戦い続けてきたことがわかる一冊です。
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創業社長の苦労話は数あれど、規格の外れ方では本書の著者であるドン・キホーテ社長の安田隆夫が、群を抜いているかもしれません。麻雀暮らしの後、知識も元手もなく始めたバッタ屋のような商売。その後も連続放火事件に近隣住民の反対運動と、紆余曲折ばかり。それらを乗り切り、それでもワンマンにならないという経営手腕には脱帽です。
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一勝九敗
柳井 正(著)
野菜販売の失敗、トップ交代の撤回などの底にあるユニクロの経営哲学が窺える一冊です。「計画は必ず実行」それで失敗してもよいけども、その質と活かし方が大切、という考え方にはハッとさせられます。9回失敗してもよい、という言葉の裏にある1回は必ず勝ち、それで利益を出せなければ経営者失格、という厳しさも見事です。
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