ブックキュレーターhonto編集員
読めばバレエも楽しめる!有名なバレエになった小説たち
19世紀末から発展したバレエですが、古今の小説などを題材にしたものがいくつもあります。そのなかから、クリスマスには定番の『くるみ割り人形』など、バレエとしてもよく上演されて、もちろん小説としてもとっても有名な本をお届けします。ぜひ小説とバレエをあわせてお楽しみください。
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くるみ割り人形とねずみの王様
E・T・A・ホフマン(著) , 種村 季弘(訳)
クリスマス・イブに少女は、もらったくるみ割り人形を兄に壊されて手当をします。少女が寝ているとその人形がほかの人形たちを率いて悪いネズミたちを退治します。すると人形が現実に青年となって現れて2人は結婚するという、ホフマンの小説です。チャイコフスキーの音楽でバレエになりました。
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王女が仙女の呪いで100年眠ると、王子が来てキスをして目を覚ますという、だれもが知る物語です。ペローの童話では2人は結婚して子を授かりますが、母の王妃が人喰いで王女と子どもを食べようとします。『くるみ割り人形』と同じくチャイコフスキーの音楽でバレエになりました。
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愛した男たちがことごとく破滅する運命の美女 マノン。騎士デ・グリューはそのマノンと駆け落ちしますが、彼女のために多くの罪を犯し、追放されたマノンとともに米国に渡り、マノンは荒野で彼の腕のなかで息絶えます。このフランス小説を英国の振付家 マクミランがバレエにしました。
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有名な英国のロミオとジュリエットの悲恋物語です。対立する名家の2人が運命を悲観し、ジュリエットが仮死の毒で倒れ、ロミオが自殺し、息を吹き返したジュリエットが後を追います。『マノン』と同じ英国のマクミランの代表的バレエです。新しい訳で読み直してみると、思わぬ発見があるはずです。
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