ブックキュレーターhonto代表 加藤嘉則
愛する事の尊さを死をもって心に残してくれた物語
生きる懸命さを読み勇気をあたえられ、命が終わってゆく事を読む事で純粋な尊さを与えられる。本を読むことが人間、自分の中にある大切なものを見つけるプロセスとするならば、人々の生きるを変える本の力をもっていると思う。死を書き生きることを表した本を選んでみました。
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いつも一緒に 犬と作家のものがたり
新潮文庫編集部(編) , 檀 ふみ(ほか著)
犬との思い出は彼らが生き急ぐ動物だから別れの話が多い。19人の作家が犬との尊い思い出を語る。保健所に連れてゆかれる瞬間、足元で見上げた野良犬の目はどんなだったのだろうか、主人を待って調子が悪くても我慢していた犬の気持ちはどんなだったろうか、後悔、あるいは感謝とともに彼らと過ごした日々が語られる。
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駅までの道をおしえて
伊集院 静(著)
人の死を受け入れること。愛する犬の死を受け入れること。事実それは理屈ではなく体にしみこんでゆくようなもののように思う。死を前にして語られることは多く、死を前にしてあらためて見つける意味もあるということか。死してなお魂は私たちを見つめているのか?見つめていてほしい。
ブックキュレーター
honto代表 加藤嘉則株式会社トゥ・ディファクト 代表取締役社長。山形県出身、筑波大学卒。DNP(大日本印刷)の電子出版ビジネス立ち上げプロジェクトに参画後、2013年3月に現職に就任。「本好きに愛される書店」をめざしハイブリッド書店hontoの改革に向けて奮闘中。隙間時間でスマホを使って電子書籍を読み漁る。「理解する事よりも本から感じる」ことが大切と考え、分野選ばず真実を探し求める。好きな作家は山崎ナオコーラ、遠藤周作。
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