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何が起こるかわからない現代日本で、災害に備えるための本
日本は地震国ですがいまだに完全には地震発生を予見できないのが現状です。さらに温暖化の影響なのか、台風被害なども拡大傾向になっているようにも感じます。世界に目を向ければテロの恐怖も広がっています。いつどこで何が起こるかわからない現代では、災害や災難から身を守るには自身の対応能力を上げていくしかありません。そのために必要な本を紹介します。
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生き残る判断生き残れない行動 大災害・テロの生存者たちの証言で判明
アマンダ・リプリー(著) , 岡 真知子(訳)
人は災害に直面するとどんな行動を取るのか?危機的状況下での自分の性質を知るべきだ、と著者は説いています。災害時、多くの人はパニックになるよりも、現実を受け入れない立ち後れ現象を起こすのだそうです。極度のストレスのなかで脳を働かせる最良の方法は、事前に繰り返し訓練をすることだと本書は教えてくれます。
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民間防衛 あらゆる危険から身をまもる 新装版
スイス政府(編) , 原書房編集部(訳)
スイス政府が自国民に向けて書いた危機回避マニュアルです。危機に備えて備蓄をどの程度すればよいのか、火災発生時の対応、人命救助や応急手当の方法などが事細かに解説されています。微妙なバランスで平和を維持してきた国だけあって、戦争の被害をも想定した内容となっています。自国の平和は自国民で守る、という自立の精神が感じられる本です。
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世界のあらゆる場所を冒険してきたナショナルジオグラフィックが作成したサバイバル本なので、地球上のさまざまな環境下で通用するサバイバル術が豊富に収められています。テーマごとに整理された内容となっていて、緊急時に必要項目を引く、百科事典的な使い方を想定しておいてもよいかもしれません。
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究極のサバイバルテクニック
ベア・グリルス(著) , 伏見 威蕃(訳) , 田辺 千幸(訳)
自然は荒野ではなく調和である、人工世界こそ荒野だと著者は主張しています。人は自然のなかでこそ本来のヒトに戻るのだそうです。自然と調和し生きのびる方法を、経験に裏打ちされた実践的な内容で説明してくれます。だけど本書は、テクニックだけのサバイバル本ではありません。著者の自然に対する思想と、畏敬の念が込められた良書でもあるのです。
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