ブックキュレーターhonto編集員
楽しいけれど苦みもあった・・・学生時代を思い出して懐かしくも切なくなる本
学校生活には楽しいことも多くありますが、同時に友達との人間関係や進路など、悩んだり苦しんだりすることも、また多いものです。そんな学生生活を思い出して切なくなる本を紹介します。10代ならではの必死さやキラキラ輝く姿に感情移入して、つい昔の自分を重ねてしまうかもしれません。
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男子バレー部部長の桐島が、突然部活をやめた・・・。補欠だった風助は、レギュラーとして試合に出られることに。吹奏楽部部長の亜矢、上位グループにいるのに孤独な実果、スクールカースト底辺の映画オタク涼也、桐島の友人・宏樹。それぞれの抱える話から、高校時代の閉塞感、他人を眩しく思った気持ちなどが思い起こされます。
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修二は成績優秀、スポーツ万能、クラスで人気者の高2。でも学校での彼は、快適な高校生活のためキャラを演じているだけでした。転校生でいじめられっ子の信太は、修二のキャラに憧れをいだき、自分を変えてほしいと頼みます。学校生活では素の自分よりキャラが大事。修二の価値観が時に苦しいほどリアルに描かれています。
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「いじり」の「り」と「いじめ」の「め」。タイトルは、いじりはいじめよりも怖いという意味です。典孝は中学時代いじられキャラだった嫌な思い出があります。高校ではいじられないと決意したけれど、部活内には、いじる側の人間がやっぱりいた・・・。いじられキャラにはならない!と必死になる典孝の処世術に胸が締めつけられます。
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ミュージック・ブレス・ユー!!
津村 記久子(著)
アザミはアメリカン・パンク好きの高3。赤い髪に、めがね、歯にはカラフルな矯正器具をつけた、外見も言動も個性的な女の子です。進路はそっちのけでCD店巡りをしてばかりで、学校では浮きがち。理不尽な目に遭っても、親友のチユキがいて音楽があれば大丈夫。自分を貫いて過ごすアザミに、清々しさと切なさを感じます。
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