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忘れられない先生はいませんか?恩師との思い出を綴った心温まる本
人は人生のさまざまな場で何人もの「先生」に出会います。その出会いによってもたらされるものは、単なる知識にとどまらず後の人生に多大な影響を与えることもあります。そんなかけがえのないものを与えてくれた、先生や恩師について綴った本を紹介します。心が温かくなる魂の交流を存分に味わってください。
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明子が美大受験のために通った絵画教室で出会ったのは、上下ジャージ姿で竹刀を振りかざす日高先生でした。老若男女関係なく厳しい指導に、教室は阿鼻叫喚の様相を呈してきます。しかし、厳しさの裏にある深い愛情が、明子の若さゆえの傲慢さや生意気さを越えて届く瞬間は号泣もの。人気漫画家・東村アキコによる自伝的なコミックです。
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夏目漱石の門弟だった内田百間が、深く慕った師との思い出を愛情たっぷりに描いた随筆です。弟子の目を通して語られる漱石は、『木で鼻をくくった様な先生の親切を肝に銘じて忘ずる事が出来ない』という不器用な姿で読む者の心もとらえます。また、同じく門弟であった芥川龍之介との思い出も併せて収められています。
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主人公のチップス先生は熱血でも偉大でもない、どこにでもいる平凡な老教師です。イギリス人らしいウィットに富んだ授業とさりげない愛情で、いつも変わらずにそこにいてくれます。本書はフィクションですが、忘れられない先生とはこういう先生のことなのかもしれません。イギリスのパブリック・スクールを舞台にした不朽の名作です。
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1年生にして小学校を退学になったトットちゃんが新たに通うことになったのは、電車の車両を教室にした不思議な学校「トモエ学園」です。その学校の先生は『君は、ほんとうは、いい子なんだよ』と、彼女を肯定する言葉を言い続けました。幼少期に受け取った深い愛情が、黒柳徹子の個性のもとになっていることがわかる自伝的な物語です。
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