ブックキュレーターhonto編集員
二つの言語の狭間で揺れる人々?翻訳家&通訳の実情がわかる本
翻訳や通訳は、ある言語を別の言語に移し替える裏方仕事です。そして言語にはそれぞれ特有のリズムがあり、文化的背景があり、一語で言い換えられない単語があり、文法があります。それらをすべて気にしていたら翻訳なんてできません。そうしたもろもろの事情を前に右往左往、孤軍奮闘している翻訳家たちの実情がわかる本を集めました。
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その土地の生活にあまりにも密着した言葉というのは、翻訳が不可能な場合があります。たとえば「ポーレッグ」というノルウェー語は、「パンに乗せて食べるもの全部」を意味します。本書では、そうしたあまりに微妙すぎて別の言語では一語で表現できない言葉が紹介されています。「翻訳者泣かせの言葉のカタログ」と呼べるような一冊です。
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ロシア語通訳である著者が経験し、見聞きした、ぶっ飛んだロシアの逸話を、あますことなく笑い話に変えて紹介している本です。言語を変換するだけでなく、文化間のギャップを陰ながら調整するのも通訳の仕事。つまり心労が募ります。だからこそ、その現場は笑い話の宝庫。特にロシア政府要人たちの裏話は爆笑必至です。
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サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の魅力、またその訳し方について、翻訳家でもある村上春樹と英米文学者・柴田元幸が語り合った一冊です。翻訳家が一つの作品を翻訳する際、どのように頭を働かせながら別の言語に移し替えているのかがつぶさにわかります。そのプロセスは「戦い」といっても過言ではありません。
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翻訳教育
野崎 歓(著)
フランス文学者である野崎歓による翻訳論をまとめたエッセイ集です。生き物によって世界の見え方が違うように、私たち人間は世界を翻訳しながら生きている。そんな風に「翻訳」という概念を人生にまで敷衍し、論じています。世界のとらえ方は百人百様であることが理解できるようになり、翻訳を通じて世界が豊かに見えてくる一冊です。
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