ブックキュレーター『おとな旅 プレミアム』編集部
伊豆編『おとな旅 プレミアム』編集部が選ぶ旅本
『おとな旅 プレミアム』はハンディで軽いガイドブック。鞄にもう数冊ばかりの旅本を持ち、出かけてはどうだろう。もちろん、旅の前後に読んでもいい。目を通しておきたい本を目的地別にセレクト。旅先の街が積み重ねてきた歴史や食文化を読み解き、目の前に広がる景色から新しいストーリーが生まれるような5冊を選ぶ。伊豆編では「開国ロマン、人間模様」をテーマにセレクト。
- 3
- お気に入り
- 1258
- 閲覧数
-
山岡鉄舟修養訓 ポケット
平井 正修(著)
「天城湯ヶ島温泉落合楼村上」は伊豆天城にある大自然に囲まれた老舗旅館。この宿の名づけ親は、思想家の山岡鉄舟である。幕末、明治維新で活躍し“江戸無血開城”を実現、勝海舟らと「幕末の三舟」と称された人で、天城を訪れていたという。傑物・鉄舟の言葉が42篇収録された本書とともに是非天城周辺を歩いてみてほしい。
-
唐人お吉物語
竹岡 範男(著)
開港地・伊豆下田出身の斎藤きちは数奇な人生を生きた。米駐日大使ハリスに奉公し、「唐人お吉」と呼ばれた。下田宝福寺にはお吉の墓と記念館があり、その寺の元住職が彼女の評伝としてまとめたもの。彼女の生涯には諸説あるが、激動の幕末を生きた女性の生涯を知るのに格好の書といえる。開港地への旅を豊かにするのにおすすめ。
-
人気漫画家・桜玉吉は、長く東京都内の漫画喫茶で暮らしていたが、思いがけず伊豆の超山奥に引越しする。そこで待ち受けていたのは、虫をはじめとする大自然との格闘だった――。「週刊文春」の連載「日々我人間」も好評の著者が、日々の暮らしを“ゆる面白く”描いた日記漫画。知られざる伊豆の日常が明かされる!?
-
伊豆の大地の物語
小山 真人(著)
旅先の土壌に思いを馳せたことがあるだろうか?伊豆の基は火山であり、長い時を経て現在の形に成長してきた。日本で唯一フィリピン海プレート上にある半島でもある。独特の地層を織りなす大地をプレート、地層、断層といった側面から解き明かす。「足元」という新鮮な視点から、伊豆を愛でるきっかけが得られる本。
-
伊豆 2021第3版
TAC出版編集部(著)
伊豆の魅力は、長い歳月が築きあげた美しい半島の海岸、そして、潮風と波の音に抱かれた露天風呂。老舗から最新設備が整った極上の湯宿を厳選して紹介。自慢の魚料理、伊勢エビなどのお楽しみも。また、開国の舞台からリゾートに発展した歴史、伊豆に魅せられた文豪ゆかりの地と作品の関係をマップとともに解き明かす。
ブックキュレーター
『おとな旅 プレミアム』編集部『おとな旅 プレミアム』は2016年5月から発刊開始。大人ならではの上質な旅を提案する、全く新しい国内旅行ガイド・シリーズです。季節感を大切にした美麗な写真。歴史と文化を掘り下げた特集。旅先の「イメージとストーリー」をさらに広げることで、ワンランク上の旅を実現させます。『おとな旅 プレミアム』とともに、旅に出かけることで、「イメージとストーリー」がさらに広がるケミストリーが起こる!?本を紹介します。「おとな旅」とは「本と一緒に楽しめる旅」でもあるのです。(https://bookstore.tac-school.co.jp/pretabi/)
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です