ブックキュレータースタンド・ブックス 営業担当 関田正史
東京と青年と。この街の青春をめぐる本たち。
東京だけが特別な街ではないでしょう。それでも、東京がどこか特別なのだとすると、理由の一つは青春の街として自ら選んでここにいる多くの若者たちの存在かもしれません。現実はけしてかっこよくないかもしれないけれど、それでもしがみつきたい「東京の空」が、彼らの頭上には広がっています。そんな姿を私たちに伝えてくれる本を選びました。
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青年の完璧な幸福 片岡義男短編小説集
片岡 義男(著)
次の段階として「小説を書くこと」に向かう(しかない)青年が主人公だ。著者の近年の小説には、1ページ目、さらにいえば1行目が(東京のどこかの)駅からはじまるものがとても多い。彼は時に古書店や文具店に立ち寄り、そして喫茶店やバーに腰を落ち着けるだろう。そこでの会話が、彼を彼自身の物語へといざなってゆく。
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ここが私の東京
岡崎 武志(著)
古本エッセイの名手、書評家として知られる著者が、庄野潤三・佐藤泰志・藤子不二雄A・友部正人ら「上京」者たちの姿を描く。ここに八王子出身の松任谷由実を含める視点が面白い。三十歳を過ぎてから「「ふりだし」に戻る気持ち」で大阪から上京してきた著者自身の、遅れて来た東京青年としての自叙伝でもある。
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百年後
前野 健太(著)
音楽活動のほか、映画や舞台、ラジオへの出演と活躍の場を広げているシンガーソングライター・前野健太、初の散文集。再上京を果たしたのちに自主制作盤でデビューする、それ以前から綴られた「詩のような」短文群が収録されたことにより、一人の青年を通した「東京」とその時代を映したまたとない一冊になっている。
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ブックキュレーター
スタンド・ブックス 営業担当 関田正史1982年新潟県生まれ。新刊書店・図書館・出版社・古書店勤務などを経て、編集者・森山裕之(元「クイック・ジャパン」「マンスリーよしもとPLUS」編集長など)が2016年に立ち上げた出版社「スタンド・ブックス」に営業担当として入社。2017年3月、第1弾としてシンガーソングライター・前野健太の初散文集『百年後』を刊行しました。本に関する課外活動として、「東京野球ブックフェア」実行委員、古本イベント集団「わめぞ」メンバー。
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