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honto広報担当 土佐勝彦ブックキュレーターhonto広報担当 土佐勝彦

平凡な日常が突然崩れた時に現れる人間の本性を知るコミック

人間の本性は平和な日常ではわかりませんが、いつまでも続くと思っていた平凡な日常が突如急転し、理由や原因もわからずに巻き込まれた時にそれは現れます。おとなしかった人が突然凶暴になったり、いばっていた人がビビリだったり・・・。希望と絶望が交錯する中、人は何を思い、どのように行動するのかを自分に置き換えて読んでください。

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    中学校の修学旅行の帰りに飛行機が墜落した島は何かがおかしかった。生存した中学生達は、巨大動物の襲撃を受けながらも謎解きを進めます。グループをまとめていくリーダーシップや自分の得意分野を活かしグループに貢献するなど、皆の生き残りを賭けた必死さが伝わります。アナタは冷静に行動できますか?

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    東京・立川市で地震の後に突然現れた謎の怪物。次々と人間が襲われ命を失っていく中、主人公と同級生は駅地下の映画館へ避難する。脱出するために避難者同士で助け合うのだが・・・。真っ先に逃げ出す者、助けようとして犠牲になる者、狂う者など、パニックの中で人の本性が現れます。無事怪物から逃れられるのか?

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    清掃会社に勤務するさえない主人公と先輩。先輩が惚れたコーヒーショップの女性と付き合いはじめた主人公の前に高校時代にイジメを受けていた同級生が現れる。彼は人の心を持たない怪物になっていた。彼らが出会ったことで狂気が加速して思わぬ事件が・・・。感情を表さずに淡々とせまりくる男にアナタは立ち向かえますか?

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    気がつけば人がいなくなった世界に一人取り残された少女。日々街を彷徨う中、「御」という文字にはまり、偶然出会った謎めいた何かに「オンノジ」と命名する。シュールな4コマギャグ漫画ですが、「オンノジ」との交流を通じて絶望的な状況ながらも「御の字」の境地に達するまでを描く奥の深さを感じます。

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    偶然立ち寄ったネットカフェで初恋の人に再会した主人公。ところが翌朝、ネットカフェの外の街は消失していた。状況が良くわからない中、居合わせた人々は元の世界に戻ることを模索するが・・・。普段あまり接することのない人同士の考え方や行動規範がぶつかりあい、疑心暗鬼にかられる心理描写が秀逸です。

honto広報担当 土佐勝彦

ブックキュレーター

honto広報担当 土佐勝彦

hontoの広報として、ニュースリリースや取材・イベント対応に従事。家に本がある環境に育ち、小学生の時に読み始めた日本文学全集のおもしろさにはまり乱読を開始する。その後通学・通勤時間を利用して歴史小説やミステリーに凝る傍ら、コミック誌にもくまなく手を伸ばす生活に。現在は暇さえあればコミックを電子書籍で、小説を文庫本でというスタイルで乱読を継続中。登山の友として本を持参するものの疲れて読まずじまいに多々陥る。好きな作家は司馬遼太郎と安部公房。

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