ルールを知らなくても大丈夫！はじめて触れるマイナー競技コミック

収録作「銀のロマンティック・・・わはは」は、バレエにくじけた少女とスピードスケートにくじけた青年が、ペアでフィギュアスケートに挑む物語です。「銀のロマンティック」の「銀」とは銀盤、氷のことです。日本ではまだマイナーながら氷上にロマンティックを描くフィギュアのペア競技とともに、2人の主人公が華開くさまをお楽しみください。

「オーバークロック」とは「PCのF1レース」とも呼ばれる、CPU速度を競う競技です。音大生でありながら競争が苦手でコンクールから逃げ続けている一ノ瀬奏は、ある冬の日に裸足で屋外に立っている女性を見かけ、それをきっかけにオーバークロックなる未知の競技と出会います。奏と一緒にオーバークロックの世界を覗くことができるコミックです。

1991年、男性のみの世界だったプロ野球の規則が改訂され、女性もプロ野球選手となることができるようになりました。そんな設定で始まるこの物語は、国内初の女性だけのプロ球団が「女なんて」の声も吹き飛ばしながら、男性ばかりのセ・リーグ6球団と奮闘する姿を描いています。プロ野球の世界で、女性が頑張っている姿に励まされるでしょう。

みのりは典型的ないじめられっ子で、何をされても笑うことしかできません。つらい日が続くなか、公園で細身の剣を舞うように振るう少女を見かけます。その圧倒的な美しさに感嘆して、みのりはフェンシングを始めることに。みのりとともにルールを1から知ることができる、フェンシングの入門にぴったりのコミックです。

誰もが知っているようでよくわかっていない「カバディ」。主人公・宵越竜也も「カバディと連呼するやつ」くらいにしか思っていませんでした。なりゆきで体験してみると、スポーツと言うよりもはや格闘技！馬鹿にしていた竜也も、しだいにのめり込んでいきます。読むほどにルールがわかって、カバディの面白さが理解できるようになるコミックです。