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誰よりも近くにいてくれたのはロボットだった。心温まるロボットの物語
ロボットの物語というと宇宙や近未来を舞台にしたSF小説が大半で、興味がない人には近寄りがたい分野ですが、人との心のつながりを描いた名作も実はたくさんあります。過酷な環境や孤独な状況に置かれた人間の心の支えになるロボット。恋人や家族、仕事の相棒など、誰よりも信頼できる存在としてロボットが描かれている物語を紹介します。
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働くロボットが日常になった近未来、時代遅れのロボットと冴えない中年男の珍道中を描いたロードノベルです。庭に捨てられた壊れかけのロボットとの出会いが、ベンの人生を変えていきます。ロボットなのに何もできない幼い子どものようなタングと触れ合い、人として男として成長するベン。タングの純真さに読者の心も癒されます。
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舞台となるのは魔法文明の発達した世界。最も優れた魔導士を決める大会が開催中の閉ざされた城で、次々と殺人事件が起こります。人造魔導師である擬人器(ロボット)のU2Rと、審判として参加していた軍人・フロスが事件の解決に乗り出します。疑心暗鬼にとらわれた人々の狂気が渦巻くなか、2人の清々しい友情に心が和む物語です。
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近未来の病院で働く介護ロボットのミキと、彼女を取り巻く人たちを描いた物語です。難病の子どもたちや末期の患者に触れながら、生きることや死ぬことについて考え、思い悩むミキ。そして自分自身の出生の秘密に託された思いに気づきます。同僚の医療従事者たちの葛藤も描かれ、終末医療やQOLについても考えさせられます。
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