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あなたはこんな恋愛アリですか?想像力を刺激する風変わりな恋愛小説
つらいこともありますが、恋愛とは人生に潤いを与えてくれる素晴らしいものです。人それぞれ理想の形があるだろうし、少しでもその形に近いものを望むのが人の常でしょう。でも、たまにはちょっと変わった恋愛をしてみたい・・・なんて思うこともありませんか?そこでここでは、ちょっと風変わりな恋愛を疑似体験できる小説を集めました。
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存在の耐えられない軽さ
ミラン・クンデラ(著) , 千野 栄一(訳)
優秀な外科医でプレイボーイのトマーシュと、一途で情熱的な田舎娘のテレサのそれぞれの恋愛に対する姿勢を、人生の「重さ」と「軽さ」になぞらえて描き切った異色の恋愛小説です。思わず自分の恋愛経験を振り返って、どちらにあてはまるか?などと考え込んでしまうかもしれません。「恋愛=人生」を唱えている革命的な一冊です。
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それぞれ性別を偽ってメールのやり取りをしていた男女が、しだいに惹かれ合っていくというおとぎ話のような恋愛小説です。互いに同性だと思い込んでいるのに募っていく想いに困惑する姿に心和まされ、そして性別や立場を超えて育まれる絆の温かさにホロリとさせられます。誰もが一度は経験したくなるような、素敵な恋愛のお話です。
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超がつくほどの馬鹿正直で純朴な青年が、百戦錬磨の未亡人に恋をしてしまったことで巻き起こる騒動を喜劇風に描いた、フランスの劇作家モリエールの代表作です。高尚さを美徳とする主人公が、俗の塊のような女性に惹かれてしまう矛盾がとてもユーモラスに描かれていて、「恋ってホントに盲目なんだよなあ」とほほえましく思える小説です。
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ぼくの美しい人だから
グレン・サヴァン(著) , 雨沢 泰(訳)
成り行きで一夜を共にしてしまった若きエリート広告マンのマックスと、くたびれかけた中年ウェイトレスのノーラ。別に好きになりたくもないのに、2人はなぜか惹かれ合ってしまいます。「愛があれば歳の差なんて」を、まさに地でいく恋愛小説です。まるでお似合いじゃない2人ですが、人を好きになるってこういうことかも、と共感できる物語です。
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