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探求心をくすぐられる!美術好きも納得の絵画ミステリー
数百年前から現代まで引き継がれてきた絵画には、まだ私たちが知らない謎が多く残されています。そんな謎が多い絵画や美術品がからんだ事件を描いたミステリーを紹介します。有名画家の隠された新作や、絵のなかに画家が託したメッセージなど、現実の絵やフィクションが織り交ざったリアリティのある謎にワクワクさせられます。
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若き研究者・織絵と美術に精通したティムは、ルソーの隠れた名作「夢をみた」が贋作か本物かを判断し、勝った方が絵の所有権を手にする推理勝負に挑みます。贋作の真偽の判断材料として提供されるのは、若き日のルソーの物語です。史実かのようなリアルなルソーの物語は、美術好きの探求心をくすぐります。
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探偵のように味覚を使って美術品の真偽を見極める特技をもつ、美術好きな神永の活躍を描く物語です。神永は絵を見た瞬間、舌に甘みか苦みを感じ、甘みがあるなら本物と断定できます。神永が鑑定する作品の描かれた時代背景、今この場にある経緯など緻密な設定もしっかり描かれるので、美術ファンも納得できる一冊です。
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殺人事件に巻き込まれた大学教授のラングトンが、レオナルド・ダヴィンチが絵に残した謎と事件の真相を解き明かしていきます。「最後の晩餐」に隠されたメッセージ、ダヴィンチが所属していた秘密結社など、実在している絵とフィクションを織り交ぜた巧妙なストーリーに、自然と引き込まれていきます。
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不幸続きの学芸員のクリスは、殺人事件と有名絵画の贋作事件、二つの事件を一度に追うことになります。探偵素人で右往左往をくり返すクリスですが、贋作の鑑定から事件の真相にたどり着いていきます。レンブラントをはじめ、実在の画家が描いた絵に隠された謎が、作品がもつ意味の解釈や想像を広げてくれます。
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