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旅行記からフィクションまで!イギリス人の目を通して日本を再発見できる本
イギリスは明治時代の近代化にはじまり、文学、音楽、サッカーなど、日本にさまざまな面で影響を与え、日本人が特に好印象を抱いている国の一つといえるでしょう。そんなイギリス人の目に、日本という国はどう映っているのか?そこでまだ知らない日本を再発見できるような本を、幅広いジャンルから集めました。
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「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート
コリン・ジョイス(著) , 谷岡 健彦(訳)
日本に14年間暮らしているジャーナリストの著者が、多様な経験をもとに記した日本に関するレポートです。日本人にとっては当たり前の日常生活に関する雑感が、ユーモラスに描かれています。ここで紹介されているガイドブックに載らない東京の名所は、日本人も知らないような穴場スポットが多く、実際に訪れてみたくなるでしょう。
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幻滅 外国人社会学者が見た戦後日本70年
ロナルド・ドーア(著)
1950年に初来日して親日家になった社会学者の著者が、1980年代前半から、日本に「幻滅」していく過程を綴った回想記です。また本書は、戦後の日本経済の概略がわかる一冊でもあります。高度成長期を支えた日本独自の経済制度が、米国偏重の時代を経て失われてしまった状況を憂い、社会の右傾化に警鐘を鳴らしています。
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占領都市
デイヴィッド・ピース(著) , 酒井 武志(訳)
帝国銀行椎名町支店で男が行員たちに毒薬を飲ませ、12人が死亡した「帝銀事件」。1948年に起こったこの事件について、複数の人物が一つの出来事を語る芥川龍之介の「藪の中」形式で描いています。日本が舞台でありながらイギリス人作家のフィルターを通しているので、どこかエキゾチックで、それが物語に独特の魅力を与えています。
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黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件の真実 上
リチャード・ロイド・パリー(著) , 濱野 大道(訳)
六本木でホステスをしていたイギリス人女性が失踪、のちに男が逮捕され、遺体発見に至った事件が2000年に起こりました。その真相に英紙の東京特派員だった著者が、10年の歳月をかけて迫ったルポルタージュです。被害者、加害者双方を徹底的に取材し、事件の背景、日本の司法制度の問題点など、日本の「負の特異性」を突きつけた一冊です。
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フードジャーナリストである著者が、妻と息子たちと「食」をテーマに日本をめぐった旅行記です。さまざまな日本食を堪能しつつ、調理師学校、料理番組の収録現場、北海道の昆布の養殖業者、沖縄で長寿食の研究をする学者など、多種多様な場所を訪ねています。日本人が読んでも、食を通じて日本の魅力を再発見させられるはずです。
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