ブックキュレーターhonto編集員
好奇心をくすぐる、ちょっと奇妙なファンタジー。個性豊かな妖怪が登場する本
妖怪といえば、幽霊とは少し違って、なんとなく人間に身近な存在ではないでしょうか。現実ばなれしているけれども、物語のなかには人間に寄り添う妖怪たちもいます。誰もが知る妖怪「ろくろ首」をはじめ、人間の姿をしたイケメン妖怪、江戸の粋を感じるいなせな妖怪など、個性豊かでどこか身近な妖怪が楽しめる本を集めました。
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3年前に両親を失った夕士は、高校の寮が全焼してしまい激安物件である寿荘に住むことに。そこは妖怪が暮らす「妖怪アパート」でした。手首だけの妖怪であるまかないさんや、人間社会で何度もサラリーマン人生をくり返す妖怪、2歳の男の子の幽霊など、アパートを舞台に個性豊かな妖怪の仲間たちが登場する物語です。
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長崎屋の若旦那一太郎は外出もままならないほど病弱で、祖父から手代の姿に化けた妖怪を護衛につけられていました。ある日、こっそりお店を抜け出した一太郎が殺人事件に遭遇します。手代である犬神や白沢、小鬼の家鳴、市松模様の着物をいなせに着こなす屏風のぞきなど、粋な妖怪たちとお江戸の町の難事件解決に乗り出します。
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爽やか青年ザギ、茶髪男子の秋、元気な赤毛男子リザベルと個性が違う美男妖怪トリオが営む深山木薬店は、実は探偵稼業。イケメン妖怪男子たちが依頼の謎を解いていく本格ミステリー小説です。クールな秋を何とか起こそうと頑張る健気なリザベルなど、個性の違う3人の細かな日常のやりとりもストーリーの柱となっています。
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タイトル通り、主人公の鹿井なつきは妖怪の「ろくろ首」。妖怪であり高校1年生であるなつきが、隣に住む幼なじみの一樹に淡い恋心を抱いているというラブストーリーが描かれています。照れて首が伸びたり、授業中に寝ぼけて首が伸びてしまったりと、かわいすぎるろくろ首が見どころです。
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