ブックキュレーター有斐閣 書籍編集第二部 四竈佑介
現実が言葉になる瞬間をつかまえる
ブログやSNSが当たり前になり、誰もが日常の現実から言葉を生み出しています。ジャーナリストや社会学者、ノンフィクションライターはそうした「現実から言葉を生み出す」プロフェッショナルと言えるでしょう。では、彼ら彼女らの言葉は、私たちの言葉と何が違うでしょうか。そこに込められた「重み」の正体がわかる本を紹介します。
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誰かをみて「自分とは違う人間だな」と感じることがあると思います。でもどんな風に違うのか、なんで違うのか、違うからなんなのか。そんな疑問がわいたとき社会学は言葉を与えてくれます。唯一正しい答えではなく、でも現実を調べればこう納得するしかない。そうして研究者の中で言葉が濾過されていく過程を描いた本です。
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インタビュー
木村 俊介(著)
友人とこんな話をしました。商業作家で「インタビュアー」というと、すぐに2人思いつく。その1人は「仕事」に注目して取材を続ける木村俊介だろう、と。彼の本はどれも本当に読みやすくて、本質的な部分に触れる感じがあります。この本に限っては少しタフな面もありますが、じっくり「一流の聞き手」の世界を知れます。
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僕たちはなぜ取材するのか 極私的取材の世界
藤井 誠二(編著) , 中原 一歩(ほか著)
ノンフィクションを少しでも読む人なら、藤井誠二がこの顔ぶれと話して面白くならないわけがない、と思うでしょう。長く第一線で活躍する作家たちが手の内を開陳!最後の森達也監督との激論はほとんど喧嘩のようです。現実と言葉(表現)のあいだにある緊張関係を考えさせられます。「影響を受けた10作品」もかなり有用。
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『日焼けサロンの店員さんに「大学院に行けば、経歴がリセットできるよ」と薦められた』のがきっかけで進学し、社会学者になった荒井悠介のデビュー作。ギャルサークルの文化を学問の言葉で記述していく本書はそれだけで面白いのですが、最後に自分が悩みながら言葉にしていることを赤裸々に告白する真摯な姿が印象的です。
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ブックキュレーター
有斐閣 書籍編集第二部 四竈佑介編集者(学術書)。法律書で有名な有斐閣の「法律書以外」の編集部で仕事をしています。おもな担当分野は社会学。担当書に『質的社会調査の方法』『ファッションで社会学する』『社会学入門』『現代日本の「社会の心」』『ボランティアを生みだすもの』など。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(相関社会科学)。1984年生。https://twitter.com/RyShikama
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