ブックキュレーターアビット進学指導会学院長 橋本和彦
科学がわかれば、人生が見えてくる
人が生きていく上で、「どうすれば◯◯できるんだろう?」「◯◯はどうすればいいのか?」といった悩みや迷いは尽きることがありません。そして、その問題解決には「科学的なものの考え方」が有効です。科学とは、問題解決のための「考え方の筋道」のことです。そこで、その考え方の道筋を身につけることのできる本をピックアップしました。
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科学的なものの考え方のスタートは、小学校で習う算数です。算数というと、単なる計算問題を連想するかもしれませんが、特に、中学受験の算数は「考え方の筋道」とは何かをつかむのによい問題がたくさんあります。算数の問題の解き方から「科学的なものの考え方」とはどんなものなのか、をとらえるには最適な本です。
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科学の罠 美と快楽と誘惑
長谷川 英祐(著)
当然ながら、科学には限界があります。その限界を知ることは、事の本質を見分けることとつながります。世の中に氾濫する「トンデモ」理論や「エセ」科学から身を守り、真理を見分け、その向う側に見えてくる本質が理解できる本です。いかに身近に「トンデモ」や「エセ」が氾濫しているのかを思い知らされます。
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この本で取り上げられている10の科学実験は、たとえば地球の自転や重さを計算するなど、身近なものばかりです。これらを通して「科学的なものの考え方」を数式や難しい専門用語を使わず平易に説明しています。では、なぜこれらの実験が「美しい」のか?芸術と科学の接点についての考察も、なるほど、科学的です。
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人の行動はいつ合理的ではありません。むしろ、不合理な行動のほうが多いかもしれません。しかし、その不合理は「予想どおり」。つまり、不合理さえも「科学的なものの考え方」で説明できるという、ちょっと脳みそがこそばゆくなる本です。不合理な行動をするのがなぜ合理的であるのかを筋道立てて解説しています。
ブックキュレーター
アビット進学指導会学院長 橋本和彦栄光ゼミナールを経てドイツ・フランクフルトで帰国子女を指導。早慶関連校、ICUなどのトップ校に全員が合格。帰国後、個別指導塾・進学教室を主宰し、最難関校を含めた中高受験において「第一志望校」への合格率92.8%を誇る。その経験からノート術・算数など11冊の著書を上梓。現在は、オーダーメイドに特化した個人指導を実践し、好評を博している。また、学習塾経営のノウハウをもとに、学習塾だけでなく、出版社や一般企業を対象にコンサルティング活動を行う。さらに、有名セミナー講師・著名人に対してのプロモーションも手がけ、活動の範囲をますます広げている。
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