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コンサートに行きたくなる!クラシック音楽がグンとおもしろくなる本
クラシックコンサートに難しそうなイメージを抱いている方も多いでしょう。しかし、ステージに上がる前には顔面蒼白、膝がガクガクという指揮者もいると聞くと、急に親近感が湧いてきます。コンサートやコンクールの舞台裏、音楽家の考えていること、楽器の名工の生涯、音楽と絵画の意外な関係、そんな色とりどりの話が読める本をピックアップしました。
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音楽
小沢 征爾(著) , 武満 徹(著)
作曲家・武満徹と指揮者・小澤征爾が、音楽について自由に、そして率直に語り合った対談集です。対談当時、武満は50代前半、小澤は40代半ば、ともに地歩を固め国際的に充実した活動をしている時期です。音楽や演奏家、指揮者、音楽教育などに対して向けられた2人の情熱がほとばしり、音楽への愛が伝わってきます。
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ヴァイオリンは製作から300年を経ても音色を保ち、1000年の寿命があるともいわれます。さらに『奏者が楽器に弾きかたを教わる』とまでいわれるほど、弾く者を選ぶ神秘的な楽器です。名工ストラディヴァリとグァルネリの生涯を中心に、ヴァイオリンの起源や歴史を含む豊富なエピソードを交え、その魅力に迫ります。
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1986年に完成した、サントリーホールの初代ステージマネジャーの回想録です。指揮者や奏者がどのような心情でステージに上がるのか、無理な要求をしてくる指揮者への対応、舞台設置や楽器の扱いに関する苦労話などを語ります。感動する演奏の裏側で流される汗の数々に触れ、コンサートがより身近になるでしょう。
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チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く現代
中村 紘子(著)
著者が、1986年のチャイコフスキー・コンクールで審査員を務めた体験をまとめた本です。審査の舞台裏、コンクール頼りのピアニスト養成の問題点、日本人ピアニストの弱点など、演奏家の視点から幅広く述べています。著者自身の審査メモは音楽的評価を言葉で表現していて、ピアノ演奏を聴く際の参考にもなります。
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音楽で楽しむ名画 カラー版 フェルメールからシャガールまで
加藤浩子(著)
音楽と絵画にまつわるエピソードを紹介したエッセイ集です。名画には楽器や演奏する人がさりげなく描かれ、コンサートに刺激を受けて絵を創作した画家もいます。作曲家の肖像画を著名な画家が描いていることも多く、意外な関係を知ることができます。コンサートでの感動体験を新たにするエッセンス満載の一冊です。
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