ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
なぜだか気になる風俗業界！5選
何度か想像してみたことがあります。もし風俗で働いたらどういう感じかな、って。クラブやキャバクラのホステスさんよりずっと興味があるんですよね。やってみたかったとまでは言いませんが、人生で「ホステス」「風俗嬢」の二択しかなかったら、後者を選んでいたような気がします。性的妄想に近いものがあるので、現実にはとてもイヤなことやとんでもないことがあるんでしょうけど。だから風俗の世界を本で読んで垣間見ることで、性的好奇心（？）を満たそうとしているのかもしれません。
※本ブックツリーの内容は、執筆時点（2017年10月31日）の情報に基づいております。
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基本的に一話完結のデリヘル漫画です。さらりとした絵、淡々とした語り口ですが、いろんなデリヘル嬢の悲喜こもごもがドラマチックになりすぎず描かれています。淡白な絵柄だからこそ、性の世界の話なのにまったくエロくないのもいいです。
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『名前のない女たち』著者の最新作。AV女優という特殊性の高い仕事を選んだ女性たちの話を文字にしてきた中村敦彦さん、新書である本書も今までのインタビューものと同じく大変読みやすいです。個人的には、本当はイヤだったけど断り切れず、逃げ切れず泣く泣くAVに出た女性の話が印象に残りました。短いエピソードの中に、鬼気迫るものを感じました。
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ごくごく普通の主人公（独身サラリーマン）は大の風俗好き。日本中、いろんな地方の風俗嬢と性行為するだけの話。嬢が毎回若くてかわいいので、そこは少し不満です。たまにはヤバい嬢も出てきてほしかったな。
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少し前に日本中で話題になったAVの出演強要問題。娘がいる身としては、余計に恐ろしいものがありました。私自身も大昔20代前半の頃、渋谷でAVにスカウトされたことがあります。あの時ついて行ってたら、どうなっていたのかなあ・・・。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ～か～』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ～ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル９』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
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