ブックキュレーターhonto編集員
いつもの駅の違う一面が見えてくる!駅が人を不思議な世界へと誘う物語
通勤や通学で使う「駅」。いつも同じ時刻に電車が発着し、誰もが利用するおなじみの公共の場です。そんな駅が、ある日突然、不思議な世界への入り口となったらどうでしょう。何の変哲もない駅が急に見慣れぬ景色に見えてくるような、ちょっと不思議で魅惑的な物語を集めました。なにげなく使っている駅の新たな一面を教えてくれます。
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主人公の真次は、仕事で毎日利用する永田町駅の階段から30年前にタイムトリップしてしまいます。兄の死に隠された真実やバラバラになった家族の絆など、真次は過去の世界を通じて現在の自分を取り巻く問題と向き合います。駅の階段を昇ることがちょっと不安になるような、一風変わったタイムトリップストーリーです。
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キップをなくして
池澤 夏樹(著)
改札を出ようとしてキップをなくしたことに気づいたイタルは、同じ境遇の子どもたちと一緒に東京駅で暮らすことになります。「駅の子」として暮らすイタルたちの、課せられた仕事や神秘的な駅での暮らしぶりを描いた、ひと夏の冒険譚です。改札という境界によって、外の世界と隔絶された駅構内の様子に魅了されます。
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常に工事中の横浜駅が、自己増殖をはじめて日本を飲み込んでいくという壮大なストーリーです。改装工事の理由や、完成型がどうなるのかを誰も知らないという、現実世界の横浜駅の謎をテーマにした近未来SFです。駅そのものを生命体として捉える新たな着眼点が魅力で、駅そのものへの見方が変わる不思議な物語です。
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5分で読める!ひと駅ストーリー 『このミステリーがすごい!』大賞×日本ラブストーリー大賞×『このライトノベルがすごい!』大賞 降車編
『このミステリーがすごい!』編集部(編)
49名の作家が描く、駅を舞台にしたショート・ショート集です。「降車」がテーマになっていて、さまざまな人物たちの降車風景やそのときに起こる事件、心模様が描かれています。駅が時空や場所を超えて広がる物語への入り口となっているため、普段なにげなく降り立つ駅のホームが急にドラマチックに思えてくるでしょう。
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