ブックキュレーター主婦と生活社 書籍編集者 あかねこ
走ると見えてくる世界を読んで体験する本
「走る」競技がいま熱い!短距離では桐生くんが9秒台の新記録を出し、長距離では青学が、出雲駅伝では2位だったけれど、このあとの伊勢や箱根で連覇記録を伸ばすのか、などなど見逃せない大会が続きます。「走る」ってどんな気持ちなんだろう、と思ったあなたに読んでいただきたいのが今回ご紹介する本。
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2017年10月30日)の情報に基づいております。
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中学3年、最後の年に陸上部の顧問が運動とは縁のなさそうな美術の先生に変わった。こんな先生で、駅伝で勝てるのか!?中学生らしい部活での葛藤や日常の出来事の描写が秀逸。それぞれの子どもの成長を描く感動ストーリーです。
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サッカー少年だった主人公が高校で陸上短距離を始め、走る楽しさに目覚めていく物語。リレーで何が重要か、短距離選手が一日に何本も走れないこと、などなど、読むだけで、実際の短距離競技がよくわかるようになるなど実用書としても優秀です。冬の海辺でのトレーニングは読んでいるだけヘロヘロになるほどの臨場感。
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大学のおんぼろ学生寮に暮らす「陸上素人」たちが、箱根駅伝総合優勝を目指す物語。登場人物全員が一癖も二癖もあり、次第に世界に引き込まれていきます。それぞれの区間の描写もすばらしく、とくに6区の下り坂がどれだけスピードが出て怖いのか、本書を読んで知りました。テレビで観戦する箱根駅伝の見方も変わるはず!号泣必須!
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走る小説は読んだ、走る世界も体感した、なんとなく走りたくなってきた、という方にぴったりなのが本書。脳から身体の指令スイッチをオンにするボディコン体操を習得するだけで「一瞬の風に」なれる走り方が身に付きます。中高年にとっては、老化防止の体操としても役立ちます。
ブックキュレーター
主婦と生活社 書籍編集者 あかねこ実用書やエッセイ本の編集者。好きな小説は、歴史小説やちょっと異次元が舞台のもの。マイベストは、辻邦生『春の戴冠』、堀江敏幸『ゼラニウム』、梨木香歩『家守綺譚』、井上靖『しろばんば』、アーサー・ランサム『ツバメ号とアマゾン号』。
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