ブックキュレーター太田記念美術館主席学芸員 日野原健司
浮世絵の美と技を、間近でじっくり鑑賞したい!
江戸時代の庶民たちに愛された浮世絵。現在でも、日本国内のみならず、海外からも根強い人気を集めています。浮世絵の素晴らしさといえば、ビビッドな色彩や生き生きとした人物の動き、そして、木版画を制作する職人たちの巧みなテクニックにあります。浮世絵の美や技をじっくり鑑賞できる、ビジュアルを重視した本をセレクトしました。
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鈴木春信決定版 恋をいろどる浮世絵師
藤澤 紫(監修)
人形のような可愛らしい男女を得意とした鈴木春信。錦絵と呼ばれる多色摺木版画の誕生に深く関わった浮世絵師です。その魅力のひとつが、可憐な淡い色彩。大きな図版でたっぷり鑑賞できます。作品の内容についても詳しく紹介されていますので、より春信の世界に浸れます。
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北斎漫画 VOL.1 江戸百態
葛飾 北斎(画)
人物や動物、植物、風景、さらには幽霊や妖怪まで、この世の森羅万象をモチーフとして取り上げた葛飾北斎の代表作『北斎漫画』。全15冊からなる大作をテーマ別に分類し、全3冊に再構成しています。文庫本サイズなのでやや小さめですが、北斎の生き生きとしたデッサンを堪能できます。
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めでる国芳ブックどうぶつ
金子信久(著)
可愛らしい動物を得意とした歌川国芳。ゆるキャラのようなユーモラスな表情や動きを見ているだけで、思わずにんまりしてしまいます。1枚の絵をB5判の1ページ大で掲載しているだけでなく、本から切り離して鑑賞することができるというのも、この本の面白さのひとつです。
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歌川広重東海道五十三次五種競演
歌川 広重(著)
江戸の町の風景を情緒豊かに描いた歌川広重。なかでも東海道五十三次をテーマとした作品で一躍有名となりました。しかも広重は、東海道のシリーズを20種類以上描いています。その中から主要な5種類を選んだ本書。同じ場所を広重がどのように描き分けているか、比べて楽しむことができます。
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ようこそ浮世絵の世界へ 英訳付
太田記念美術館(監修) , 日野原 健司(解説)
浮世絵に興味を持ったばかりの方に最適な入門書です。主要な浮世絵師たちや画題、さらには浮世絵版画の作り方も詳しく解説しています。図版は大きめですので、細部までじっくり楽しめます。また、すべての解説に英訳をつけていますので、浮世絵の面白さを英語で伝えるようになりたいという方にもピッタリです。
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ブックキュレーター
太田記念美術館主席学芸員 日野原健司1974年千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。太田記念美術館主席学芸員、慶應義塾大学非常勤講師。江戸から明治にかけての浮世絵の歴史、ならびに出版文化史を研究。太田記念美術館にて「江戸園芸花尽し」、「江戸妖怪大図鑑」、「葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリ」などの展覧会を担当。主な著書に『ようこそ浮世絵の世界へ 英訳付』(東京美術、2015年)、『戦争と浮世絵』(洋泉社、2016年)、『月岡芳年 妖怪百物語』(青幻舎、2017年)など。
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