ブックキュレーターダイヤモンド社 編集者 金井弓子
「地球で生きるのって、悪くない」と思える生き物の本
地球って、いい星ですよね。温度がちょうどいいし、水や食べ物もあるし、そして何より、たくさんの生き物が暮らしている。いろんな事情を抱えつつも、一生懸命生きているかれら。体のつくりや暮らす環境は違えど、その「生きる」姿勢は、ときに滑稽で、ときに感動的でもあります。そんな生き物の魅力に触れられる本を選びました。
- 22
- お気に入り
- 2369
- 閲覧数
-
ポケモンで育った世代なので、「進化」=「よくなること」だと信じていた。でも、どうやらそういうわけではないらしい。進化したからといって、いいことばかりではなく、あまつさえ危機に陥ったり絶滅したりする。地球はフェアではないのだ。読み終わるころには、生き物や進化のイメージを根底から覆してくれる本。
-
へんな生きもの へんな生きざま
早川 いくを(著)
へんな生き物の写真が、とにかく大量。スケスケのカエル、歯がやたら大きい毛のないネズミ、空飛ぶヘビといった生き物が次々登場し、ページをめくるだけで楽しい。しかも、写真に添えられている短い文章が、ちょっとひねくれていて、これまた面白い。お酒でも飲みながら、ニヤニヤ読むのがおすすめである。
-
進化とは何か ドーキンス博士の特別講義
リチャード・ドーキンス(著) , 吉成真由美(訳)
よく聞く言葉なのに、じつはほとんど意味を理解できていない「進化」について、驚くほどわかりやすく解説されている。「生き物はどのようにして、目や翼といった、複雑かつすごい機能をもつに至ったのか」といった具体例が入り口になっているので、ひじょうに取っつきやすい。前提知識なしに、進化の不思議に触れられる。
-
もしかすると、世界一面白い生き物はよっぱらいではないか。朝起きるとストッキングがビリビリ、夜中の3時にくだらない歌を作曲、飲みすぎて血尿・・・。「なぜそんな事を!!」と意味不明さに笑いつつ、若干思い当たる節にヒヤリとする。『のだめカンタービレ』の著者による、至高のよっぱらいノンフィクションまんが。
ブックキュレーター
ダイヤモンド社 編集者 金井弓子編集者。人生に必ずしも必要ではない、むだな知識が好きです。担当書に、長尾和宏・丸尾多重子『ボケた家族の愛しかた』、藤原義弘『深海生物大図鑑』、長沼毅『猛毒生物大図鑑』、今泉忠明『ざんねんないきもの事典』、ブルック・バーカー『せつない動物図鑑』、坂井建雄『楽しくわかる!体のしくみ からだ事件簿』など。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です