ブックキュレーター代々木ゼミナール地理講師・コラムニスト 宮路秀作
現代世界を俯瞰するための地理
地理と歴史は自動車の両輪のようなものである。どちらが欠けてもいけない。なぜなら、各時代の地理の積み重ねが歴史だからである。日本人にこの認識を持っている人は少ない。物事を理解するとき、歴史偏重となっている感が否めない。そんな方に、地理の蒙を啓くための良書を選んだ。
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「地図をテーマにしないと地理本は売れない!」と言われていた常識を覆した一冊。現代世界の経済活動を通して、「地理とは地球上の理(ことわり)である」ことを理解させてくれる内容。世の中に「地理本」はそれほど多くなく、多くの人々に読んでいただきたい。面白い。
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「大人の学び直し」をテーマにした書籍。地理は山地や河川、都市の名称を暗記するだけでなく、あらゆる分野からの視点を獲得して地域を総合的に考察する科目。地理は驚くほどに実生活に身近な存在。それを理解するには、まずは中学校の地理からであると認識させてくれる一冊。
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農業や工業、人口、貿易などに加えて生活、軍事など、様々なデータを集めた一冊。私の仕事柄ということもあるが、非常に重宝するし、開く度に新しい発見がある。ビジネスマンにとって、「数字」は切っても切れないもの。価格がやや高いが、各家庭に一冊は置いておきたい。データは面白い。
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注釈がなくても、視覚的に意味が伝わるもの。これが地図として最良である。本書は、あらゆる事象を地図化したものであり、そこから世の中を俯瞰しようとするもの。「事実」をどのようにして伝えるか?ここが腕の見せ所であり、こだわりである。地図は面白い。
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実は、人間は海のことをほとんど理解していない。しかし、海はわれわれ人間に対して、資源や食料などを与えてくれる。だからこそ、ビジネスチャンスを求めて研究が続いている。海洋国家である日本に住む者として、もっと海を知りたいと思わせる一冊。
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ブックキュレーター
代々木ゼミナール地理講師・コラムニスト 宮路秀作代々木ゼミナール地理講師&コラムニスト。担当する講義は代ゼミ各校舎、サテライン予備校に配信され、また一部の講師のみ担当できるオリジナル講座も任される「代ゼミの地理の顔」。講義の指針は「地理とは、地球上の理(ことわり)」。2017年2月に『経済は地理から学べ!』を上梓。朝日中高生新聞にて「地理の歩き方」を連載中。
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